現在地 HOME > 掲示板 > 戦争42 > 583.html ★阿修羅♪ |
|
今日はあの有名な赤楯の殿様をプロバンスにお訪ねして、お話を伺いました。
「世界の闇将軍」のつぶやき (プロバンスから)
-----------------------
決して本音は明かさないってのがわが赤楯家の家訓なんだが、「戦争屋何とか」いうのが先日来うるさく頼み込んでくるんで仕方がない、今日は特別に阿修羅読者だけってことで、最近の心境みたいなものでよかったら開陳するとしよう。
ご存じかもしれないが赤楯一族は戦争を専ら食い物にする金貸業から身を起こして、今日事実上地球全体を牛耳る大財閥になっておる。19世紀までは一族から政治家を輩出したこともあったんだが、表舞台で活躍するってのは自己顕示欲の強い向きにはこたえられないかも知れんが、失敗したら叩かれるのは避けられんし、へたをすれば家名を決定的に傷つける可能性さえある。当家の戦略の中にはあまり表沙汰にはできない部分も結構あることだし、ここ1世紀ほどは「表に出るな」が家訓になっておってな、一族の面々は「慈善好きの億万長者」(我ながら笑っちゃうね。でも自分から「死の商人」を名乗ることもないからのう)が建前になっておる。
一昔前日本にカクエイなる政治家がいて、汚職がばれて首相の座を追われてからっていうもの自分自身は公的な舞台から身を引いて裏から権力を操って、闇将軍なんて異名を奉られていたと聞いているが、我が赤楯家がここ100年以上に亘って取ってきた戦略の猿真似かね。尤も権力の規模は桁違いだけどな。そういえばカクエイ某は何やら日本の田舎で川の三角州を買い占めてから、開発政策を導入して私腹を肥やしたらしいが、当家がパレスチナでやったことに比べたらコマイコマイ。なんせ国ごとまとめてだもんねえ。
とまれウチではやばい仕事は専ら子飼いの政治家、軍人、さもなければジョージ(ソロスのことだよ勿論)みたいな切れ者のエージェントにやらせることになっておるわけさ。失敗すればトカゲの尻尾切りよろしく軽く切り捨てるが、代りに終身年金と職の斡旋は完璧だから連中も文句はないだろう。ジョン・メージャーみたいなダメおやじでも、カーライルの終身役員にしてあるのは湾岸戦争の論功行賞ってことだ。後任のプードルも同じような職を斡旋することが一応約束事項となっておる。そういえば奴は日本じゃ「嘘つき小僧」なんて呼ばれているらしいけど、うまいこと言うねえ。あいつはホントに中身はゼロだが、あのボーイソプラノで、いけしゃあしゃあとウソをつく才能だけは芸術の域に達しているからねえ。奴がまだオクスフォードの学生だったころから、保守党がこけた時の予備として使うつもりで唾はつけておいたんだ。
余談だけど今回の英国保守党の党首交代も、大きな声じゃ言えないけどウチの仕掛けだよ。マイケル(ハワード)とは同じシナゴーグ(ユダヤ教会)に通う仲間でね。嘘つき、おっと失敬、ブレアもこの6年間で戦争を5回もやるなど、ウチの利益には十分貢献してくれたんだが、何せ戦争以外は口先だけで何もやってこなかったことはよほど鈍感な有権者でも気づきはじめているし、国民健保でも教育でもすでに無茶苦茶な状態だからね。今回のイラクが一件落着したら交代させようとは考えておった。特にイラク侵攻直前に100万人単位でデモの嵐が吹き荒れた時は、さすがのワシも一寸ブルったぜよ。一番怖いのはやっぱりホントの革命だからねえ。この200年間貯めに貯めた財産が霧散解消することにでもなったらご先祖様に申し訳が立たんっていうんだよ、ホントにもう。
だから先だってのロンドンの補選で、本格的左翼の自民党が圧倒的な大差で勝った時も背筋に冷たいものが走らなかったといったらウソになるね。この補選のおかげで嘘つき、もといブレアが失脚した場合のシナリオを具体的に用意しておくことが、現実の日程になったわけだが、その時点で保守党党首だったイアン(ダンカン・スミス)は、草の根保守党員の選挙で選出されたものの、到底国際政治の舞台で通用する人材じゃなかったし、ちょうどマイケルが手近にいたんで党首交代と相成った次第。嘘つき、もといブレアが本格的にだめになった時は政権交代と相成るシナリオなわけよ。まあBBCも含めてワシの息のかかったメディアの論調は当然一斉に方向転換したわな。
マイケルが「ダビデの星組」であることなんかも先手を打って各メディアに流させておいた。隠れユダヤだなんて後で騒がれても可哀想だしな。何せマイケルの親父はもともとヘクトなんていう典型的ドイツ・ユダヤ名だったのを、似ても似つかないハワードなんてアングロサクソン姓に改名してるし、やっぱりユダヤの出自は隠したかったんだろうな。ナチの迫害を逃れてルーマニアからウェールズに移民したユダヤ人の息子が、刻苦勉励して保守党首にまでなったっていう極く平凡なストーリーなんだが、このところユダヤ=シオニスト=加害者のイメージが、世界中に浸透しつつあるからなあ。メディア対策はいままで以上に要注意なのさ。まあ保守党の共同議長の一人にウチの身内といってもいいメディア界の重鎮、モーリス(サーチ卿)を送り込んだからこの点は大船に乗った気でいるけどね。Saatchi & Saatchiの出稿量を直接楯突けるメディアはまずないだろうよ。
ちなみに日本の政治はアメリカのウチの分家勢力に概ね任せてあるから、ワシが直接タッチすることはあまりないんだが、世界的に保守二大政党で大衆を幻惑する戦略は日本でも功を奏しているようだねえ。似たよったかの政策綱領を持った保守二大政党こそわれわれが最も望む政治体制だし、アメリカでは基本的にうまく機能している。共和党がやりすぎて大衆から嫌われたら、すかさず民主党にバトン・タッチさせてイメージだけ一新、でも肝心の政策はどこも変わらないし、ウチの利権も全く無傷ってわけよ。いつの時代も騙されるのは可哀想な大衆だけど、所詮簡単に騙される方が悪いのさ。世の中甘くはないんだよ。
そういえば大分前にマギー(サッチャー)から紹介されたナカソネってえ政治家がいたが、今回は相当な醜態を晒したようだねえ。コイズミはナカソネがもうウチの分家のエージェントではないことを当然知っておったからね。実質的なmandateを何も持っていないただのロートル・ヒラ代議士が、昔の首相経験を振りかざしたってさ、何の意味もないわな。日本じゃあ残酷だという声もあったようだが、所詮彼自身が他人に対して全く同じように血も涙もない、功利主義・利己主義一本でやってきたつけが回ってきた、っていうことだろうねえ。
実のところブッシュもブレアももう役割は終わっておるのよ。イラク侵略が失敗?とんでもない、すべてシナリオに織り込み済みですよ。心配しないでくださいお客さん。(一寸威厳がなかったかな?でも一応赤楯もサービス業だからってことで)ここまで泥沼状態に入ってから完全撤兵するのは極度に難しいからねえ。ブッシュとブレアの政治責任は問われても国策としてのイラク侵略をいまさらなかったことにするのは、まあできない相談だろうね。石油利権は完全に手に入ったし、軍産関係者の売上げも予算達成したし、ほぼ成功と言える。二人とも赤楯のエージェントとしてはまあよくやってくれたよ。特にブッシュは太平洋戦争勃発時に同じ大型陰謀プロジェクト(Project Pearl Harbor)の現場責任者だったフランクリン・ルーズベルト(ワルなりに風格があったな)なんかと比べると、知能指数も低くてまるで街のチンピラの域を出ないような小物だけど、痴呆なりにがんばった。嘘つき、じゃなかったブレアも心臓がおかしくなるまでよく奮闘した。感動したあ!!(小泉じゃねえってんだよ)
でもブッシュが突然自発的に引退でもしたら何か不自然だろうが。だから大統領選挙で民主党に負けた格好にして、アホな有権者にストレス解消させてやるってえ算段なわけ。ソロスが最近動いているのも当然ワシの指示でやってることですよ。民主党の候補もみんなウチの洗礼(中身は極秘だから阿修羅読者にも言えないね)を浴びてるから、政策もイデオロギーも実は共和党と全く同じなんだなあこれが。でも99%の有権者は難しい政治記事なんか読まないで、漫画ばっかり見てげたげた笑っているから、ウチみたいな悪辣なのに(自分で認めちゃいけないか)騙されちゃうんですよ。あはは。
それからイスラエルで狂犬を一匹飼っているんだけど、え、知ってる、悪名が高いって。まあそりゃそうだ、まがりなりにも首相だもんな。その狂犬君もそろそろ見限った方がいいかもしれないと考えている。やりすぎて人心を掌握できなくなった為政者はどこでも、真の権力者のお荷物になってしまうのだね。だからメディアに指示して今まであえて報道しなかったイスラエルの恥部を晒すことまではじめておる。猛毒を含む政策でも砂糖を混ぜてオブラートにくるんで、ニコニコと大衆にうまく押しつける、この技術が欠けていてはねえ。幸いイスラエルには人材はいくらでもおるし、イスラエル労働党を英国の労働党なみに懐柔して、右傾化させるプロジェクトにそろそろ乗り出さないとな。
ところで凄む訳じゃないけど、一言いっとく。ブレアでもブッシュでもソロスでも、ウチのエージェントがどうにも足手まといになった場合は、当家の傭兵(ご承知と思うがモサちゃんのことだよ、これは。傭兵っていっても奴らの活動資金はイスラエル政府、というより究極的にはアメリカの納税者から出ているんだけどな)を使って「中性化neutralize」を余儀なくされることもある。ありていに言えば、消えてもらうってことだ。これは国境は全く問わない。マクスウェルなんかも奴の会社の社員年金からネコババしたところまでは、ウチの関連会社の利益にもなったからよかったんだが、どうも欲をかきすぎて危ない存在になってきたのでモサちゃんに地中海で処理させた。ヨットからの転落事故だなんて、ワシだって嘘臭いと思うくらい怪しい処理方法だったけど証拠がない以上、ダイアナの時と同じで誰も文句は言えまい。因みにダイアナは直接ウチが手を下した案件ではないからな。これは中東の兵器流通ネットワークと英国の旧主勢力の関連したプロジェクトだったということだけ、申し添えておこう。
そういえばプーチンがやはりワシのエージェントである石油成金のミカイル(ホドルコフスキー)を逮捕したけど、これもウチの仕掛けではないぞ。プーチンがあそこまでやるとはちょっと意外だった。ミカイルも次の大統領選挙に立候補するなんて、ワシに相談なしで余計なことを洩らしたのがまずかったな。アブラモビッチも逮捕者リストに載ってるようだから、早速代りのエージェントを探さないといけないな。今のロシアはカネのためだったら悪魔に魂を売るくらい平気な奴らがあふれているから、すぐ見つかるだろうけど。でもこの二人のようにダビデの星組の面子であることがやっぱり条件だろうなあ。血は水より濃いからね。
カネや権力ってものはあればあるほどいいもんだ。少なくとも赤楯家の辞書には「もう沢山」っていう言葉はない。全員一丸となってカネ稼ぎ道を追求しておる。道楽に狂って家業をほったらかしにするような奴が、ま、たまに出てくるんだけど、率直に言ってこれも事故か自殺っていう形で神様にお返しするのが当家のしきたりなっている。しばらく前にもロンドンに一人いたんだけどね。それくらいの厳しさがないとこれだけのカネ、最近計算はしてないけど、ここだけの話100兆円は超えているだろう、このとてつもない財産を守っていくことなどできない相談だ。そもそも守るなんて姿勢になったらそれでおしまいさ。やっぱり常に攻めてせめて、攻めまくるくらいの積極性がなきゃ、すぐに二代目病で落ち目になる。
だからこそ行きがかりで冷戦が終結しそうになった段階で、次の四半世紀をどうやって稼ぐか、CFRやなんかのシンクタンクに巣くっていたエアコン、じゃなかったネオコンの連中に勉強させて戦略を練らせたわけだ。まあ我が輩の読みと同じ結論を出してきたな。どうでもいいけど11月だってのに南仏はヤケに暑いな。やっぱり異常気象ってやつかな。こればっかりは我が家の金力でもどうにもなんないからなあ。執事にエアコンを買ってこさせなきゃ。やっぱり日本のミツビシ当たりがいいのかな。(日本人は政治力はからっきしないけど、モノ作りの職人としては超一級だからなあ。)
えーとどこまで言ったっけ。あそうそう、結論はね、向こう30年はイスラム教徒で「食べていく」っていう長期戦略が、これはもう厳然と策定されたわけです。これはハッキリいっときます。何しろ連中は単細胞だからねえ。怒らせるのはホントに簡単だ。例の「悪魔の詩」事件も実はウチが一枚かんでのイスラム・イメージダウン・キャンペーンの一環だったんだが、世界中のムスリムが泡を吹いて怒ったからねえ。
イスラエルに当家が飼ってる例の狂犬に色々噛みつかせてパレスチナ人を怒らせるって寸法だ。するとハマスなんてえのが自殺攻撃で反撃してくるってえわけね。まあ二十歳前の若い連中は純真だから、おだてると信念とか理念で自爆攻撃でも平気でやるんだね、これが。その攻撃を命令してる当人があの狂犬の手先だなんて想像もつかんのだろうな。その都度同胞がダースで犠牲になるが、可哀想だけど「より偉大な大義のための尊い犠牲(sacrifice to a greater cause)」っていうことで納得することにしている。「より偉大な大義」とは何かって?もちろん1兆円でも多く当家の財産を殖やすことさ。あたりまえのこと聞くなよ。
とにかくパレスチナの連中を苛めると、世界中のイスラム教徒が膝蓋腱反射みたいに単純に燃え上がってくれるんで、可笑しくなっちまうね。冷戦の時もアメリカ人の赤嫌いに火をつけたら、面白いように燃え上がって、ベトナム戦争なんていかさまな戦争もガチンコでやってくれて随分稼がせてもらったもんさ。あの頃は米軍に5万人近い死人が出てもどうにか革命にもならずに逃げおおせたんだがなあ。今回のイラクではたかだか200人か300人くらい死人が出ただけで、蜂の巣をつくような騒ぎになってるのを見るにつけても、隔世の感があるわな、ホント。
そもそもイスラム教ってえのは、元々ユダヤ教と同根だからね、キリスト教徒との間にも一種の近親憎悪があるところがねらい目だったんだが、この教宣戦略は文字通り大ヒットだった。アメリカでもイギリスでも「ヒンズー教徒でも仏教徒でもいい、イスラム教徒でなければ何でもいい!」っていうくらいイスラムを毛嫌いしている連中が、ここ10年で倍増しているのは心強い限りだ。先だってニューヨークで3000人ほど死んだのも、イスラム嫌いに拍車をかけたことも間違いない。細かいことには立ち入らないけど、あれは大がかりなプロジェクトだった。準備も大変だったがインパクトは十分だった。その後の国際情勢がどう動いたかは諸君の方がよく知っているくらいのものだ。最近インターネットで本当の下手人は誰かの詮索が盛んに行われているようだが、もし真相がばれてもウチは完全にdeniable(関係を否定できる)な立場だからね、全く心配はしてないよ。でもブッシュとその周辺の連中は生き地獄になるだろうな。でも奴らも所詮expendable(使い捨て)だからさ。
え、よくそんな阿漕(あこぎ)なことできるもんだって?冗談言っちゃあいけない。諸君だって仕事上必要とあれば、ライバル会社を蹴落とすために色々策を練るだろう。時には人にいえないような陰険な手を使うことだってあるはずだ。うちでやってることだってスケールが桁違いなだけで、基本的にはその延長上なのですよ。われわれを非難するのは天に唾するようなものですよ、ホント。人を押しのけても、何をやってもいいから(場合によっては殺しちゃったっていいから)カネを稼げ!み〜んなこの哲学でやってるんだから。それがおいやなら共産国家でもいくんですな。とはいってももう地球上にあの上げ底靴はいた最高にカッコ悪いキム君の北朝鮮(おっと、朝鮮民主主義人民共和国っていわないと、Kike(猶太公)なんて悪口いわれちゃうかな)とトウキビしかできないカストロの島くらいしか残ってないけどな。あはは。