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(回答先: Re: 地域共同体の破壊による国民の連帯感の破壊 投稿者 荷電粒子 日時 2003 年 10 月 28 日 03:43:47)
>地域共同体の破壊による国民の連帯感の破壊
「国民の連帯感」とは「愛国心」などよりも実に程よい表現であり、実用的な概念で
あると感じます。本当の危機において民族の最後の拠りどころは、ローカルな小単位
の質の如何にあるのかも知れませんね。
「国家」が剣や鎧で重装備していても、その心身が病に冒され、毒で麻痺させられ、
または麻薬漬けにされては、戦わずして何者かに支配されてゆくことになりかねません。
大災害や戦争にとどまらず、占領支配、民族分断、または自国政府つまり中枢が
暴走、崩壊、あるいは蝕まれた時など、すべてに対応可能な最後の砦は国民レベル
での精神文化の強靭さでしょう。
それには為政者にご都合の「教育勅語」のような愚民政策ではダメで、地域共同体
の(人情に手が届く)連帯と情報共有により、逆に地方から中央に適格な人物を
送り込めるような民度の高さを醸成するムーブメントが今必要なのだと思います。
このたび一連の荷電粒子さんのご指摘で、あらためて考えさせられました。
ありがとうございました。
ついでに例の池澤夏樹氏の本に通じると思われる、イラク戦争と遺跡に関する過去の
記事を思い出しましたので、まだでしたら読んでみて下さい。それでは。
バビロンのライオン [ВойнавИраке/AsiaTimes]
http://www.asyura.com/0304/war33/msg/580.html