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(回答先: ユダヤ人は本当に神に選ばれた選民なのか? 投稿者 子供電話相談室長 日時 2003 年 10 月 24 日 19:58:30)
旧約聖書は誰かが書いたというのでなく、元々ユダヤ教の神話・聖典を集大成したものです。したがってキリスト以降の人間が書いたものではありません。(これは証拠があって間違いない)
新約聖書はキリストの弟子を中心とした人々が、専らキリストの言葉を中心としてキリストの死後に書いたといわれますが、すべてが本当にキリストの言ったことかどうかは確証はありません。相当の脚色・美化がなされている可能性は高い。特に第二次大戦直後死海のほとりで発見された、「死海文書」(これはほぼ真正とみられている)によって、キリストの教義が彼のオリジナルでなく、ユダヤ教の一派(エッセネ派)の受け売りである、という事実が暴露されるに至っています。
本当の(元来の)ユダヤ人はその始祖アブラハムがバビロニア(今のイラク)出身であることを見てもわかるように、現在のアラブ人と人種的には同根です。したがってパレスチナ人とも人種的にはほぼ同根とみるべきでしょう。歴代のイスラエル首相の顔ぶれを見てもわかりますが、皮膚浅黒く、背の低い人種(ベン・グリオンとイツハク・シャミールが典型)と。明らかに東欧系(アシュケナージ)のゴルダ・メイヤと、名前からも明らかな西欧系セファルディムのシモン・ペレスなど、様々な人種が混ざっており、最初のグループは明らかにセム族の原ユダヤ人です。
後にカザール国(今のカスピ海・黒海沿岸)がまるごとユダヤ教に改宗して、この辺のコーカソイド(コーカサス人種)が大規模参入して後のアシュケナージなどの基盤となったといわれています。(ダスティン・ホフマンやピーター・ユスチノフなどみんなよく似ている)
したがってキリストが白人だったはずはなく、白色・金髪に近い褐色の髪・碧眼はローマ帝国の国教となってからの創作といえます。プロパガンダというより、こうした変身を経なければヨーロッパで布教することは不可能だったでしょう。
ユダヤ人は周辺の民族が偶像崇拝している時代にいち早く抽象的な「神」像を創造するなど、元々抽象思考能力が高い関係で、どこにいっても頭角を現すのです。でも近年それを濫用しているきらいがあるのは残念なことです。