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(回答先: 異形となった人間を政治的に「利用」しようとする姿勢の中の問題を、対英米だけでなく 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 10 月 24 日 03:08:38)
傍らで観る者さんの分析・深い検証、かつマルハナバチさんの言葉に対する慎重な人間性に重きをおかれた姿勢に、感銘をうけています。そして、ここまで熱心に議論がかわされる皆さんの真摯な姿勢にも、共感を覚えます。
さて、多くの方が、それぞれの立場で考え方を示していただき、そのほとんどに違和感はありません。
そのうえで、私はこどものゲーム仲間からほぼ、一日おきにさざ波、阿修羅の感想を聞いているのですが、何よりも、最近はこの写真への反応が圧倒的です。奇形児という私の原稿のタイトルから写真へクリックされ、その結果としてリアルな写真にふれ、20代の若者を中心に10数人が、「戦争の犠牲のすさまじさ」を理解し、ゲームではみられない「米帝のやっている鬼畜の行為の犠牲者」に怒りを共有し、「あたまでは分かっていたつもりの戦争」が、こんなに酷く、こどもが犠牲になるということの衝撃を「実感」しているのです。
日本・世界のメディアがこと、戦争・国策下では、真実を隠蔽、事実を封印してきました。都合のわるいものを極力隠蔽し、日々の生活からそうした悲惨・不幸・不快を排除することによって、脳天気な民衆は「平和」でいられました。
9・11までの私も、おおかた、そうした一人でした。戦争の何たるかが、皮膚感覚として、全く、わかっていなかったのです。勿論いまでも、ほんとのところはわかっていないかもしれません。
ですが、少なくとも、第4の権力といわれるマスコミ・メディアの欺瞞性。現実とのはなはだしい乖離を私はゆるすことができなく、自分が知りえた事実を一人でも多くの人に知ってほしいとおもってきました。
話は変わりますが、しんぶん赤旗一面に、「イラク攻撃で両腕を失ったアリ君」として、蝶ネクタイを結び、背広を着た彼が「おとなはなぜ戦争をするの?」とよびかけています。背広の袖からは人口の手があり、タイトル、本文を読まない限り、その悲惨は伝わってきません。数ヶ月前に新聞紙上で、両腕のないむごいアリ君の姿を脳裏に刻み付けた読者も、今後は、一見、両腕のあるアリくんをみて、ひとまず、安心するのでしょうか。「おとなはどうして戦争をするのか、僕には理解できない。子どもたちが二度と苦しまない世界をつくってほしい」という、微笑みながらのアリ君のメッセージを読んで、ほとするのでしょうか。