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(回答先: Re: 「極端な出生異常」である奇形児 投稿者 フランシスコ 日時 2003 年 10 月 20 日 22:08:14)
私は長壁さん、エンセンさん、フランシスコさんの言い分はよくわかります。特に長壁さんは全く悪意なく真情をこめて奇形児とか「えぐい」などの言葉が、使われたと思います。でも昨今の世の中には好むと好まざるとに拘わらず、political correctness(政治的潔癖さとでも訳そうか)という微妙な問題が厳然として存在しているわけです。人種差別・男女差別その他の差別ととられそうな言葉を用いる際には、極度に繊細な神経が必要とされる世の中なのです。マハティール発言が問題となったのも、これが原因です。彼の言動の中身は全く妥当かつ穏健であるにも拘わらず、言葉の選択を間違えると中傷の対象となって、不必要な波紋をまきおこしかねません。
これは私自身自戒を込めて言っているのです。というのはNobles Obligeについての投稿の中の私のコメントが、正統派ユダヤ人の外見を中傷したものと受け取られた形跡があるのです。決して偏見があるわけではありませんが、言葉の使い方にやはり繊細さが欠けていたと反省しているわけです。(いや正統派ユダヤ人に対する一種嘲笑的感覚が全くなかったいえばウソになるかもしれないのですが)やはり受け取る側に対する配慮の必要性を痛感した次第です。
ちなみに広辞苑を見ると「えぐい」には
【#い】#グイ
#形# #ゑぐ・し(ク)
#あくが強く、のどをいらいらと刺激する味がある。えがらっぽい。〈和名抄一七〉。「この里芋は少し―・い」
#気が強い。また、冷酷である。洒、列仙伝「おなごだてら此中間へ入り、根つからよめりせず立て歩く―・いしろもの」。洒、二日酔巵#「おまへも―・い与太郎ぢや」
といった意味があり、長壁さんは「冷酷である」とか「あくが強い」のような趣旨でこの言葉を使われたと思います。ただ「えぐい」は話し言葉として使われた場合、若干興味本位というか不謹慎な響きがあるような気もするのです。「ゴミ」さんはその辺を問題にされているのかなと推察します。とはいえ長壁さんは全く悪意はなくこの言葉を選んだのだと思います。
いずれにせよ今回のこの一連の議論は大変有意義だったと思います。