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(回答先: Nobles Obligeについて --- マルハナバチさんへの返答 投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2003 年 10 月 19 日 19:41:01)
一点捕捉します。
日本の社会がおかしくなった(エリートが責任を取らなくなった)原因の中でも最右翼は、なんと言っても昭和天皇が戦争責任を明確に取らなかったことです。自害しろとはいいませんが、少なくとも退位すべきだった。太平洋戦争が米国が仕掛けたspinであることが別として、東南アジアで皇軍が行った不必要な残虐行為(南京大虐殺など誇張があったことも明白だが、少なくとも数千人は非戦闘員を虐殺している。全体ではやはり100万単位であろう。)の責任は最高統治者として君臨していた昭和天皇にあったはずである。「開戦決定時は軍部に抗しえなかったのに、終戦決定時は天皇の言い分が通った」、ではやはり通らない。トップが責任を回避した形になったため、その下の木っ端役人や軍人も責任を取る必然性がなくなり、結果としてエリートが責任を取らない慣習が定着し、ひいては戦後半世紀近く徘徊した731部隊の亡霊(これは米軍の責任も非常に大きいが)が、「血液製剤」事件をもたらしたのである。