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(回答先: ユコス事件に対する考察 投稿者 2001 日時 2003 年 11 月 02 日 14:54:08)
http://www.yuriko.or.jp/column/column2003/column030514.htm
プーチン体制後、ロシアは国内経済の停滞を抜け出し、ここ数年、回復基調を見せてきた。プーチン大統領の卓越した手腕というよりも、このところの原油価格上昇の恩恵を受けてきたからにほかならない。現在も、原油はロシアが外貨を獲得するための中心的商品であり、原油価格の高止まりこそがロシア経済を支える魔法の杖なのである。イラク攻撃をめぐって、世界が混乱し、原油市場が不透明感を払拭できない状況が続けば続くほど、ロシア経済にとっては好ましいことになる。
いま、プーチンが行いたいことは、OPEC諸国の残党と連合して原油価格をまもる一点につきます。
ユコスは、ロシア・中国のパイプラインを結ぶ計画をもっており、つい最近までエクソンモービルがユコスの株をねらっていました。
相手側のペトロチャイナには、バフェット・BPplcの資金がはいっています。
この計画が成功されたら、原油政策が高値で維持するための政策がうまくいかなくなる可能性があります。
だから、ユコス社の株を押さえたのでしょう。
ただでさえ、OPEC諸国の原油高値政策は裏切り者が多く失敗の連続です。
それが、ロシアから出る可能性があったのです。
其の計画を、挫折させることにより原油価格をまもれます。
ユコスに対峙する会社として、ルークオイルがあります。
ユコス株 VS ルークオイル株
http://finance.yahoo.com/q/bc?t=2y&s=YUKOYyq.L&l=on&z=m&q=l&c=LKOHyq.L
ここは、イラクに多くの債権をもっています。
もし、ユコスが、パイプラインをつくりエクソンモービルによる原油価格の引き下げをされたら困るのはロシアであり、旧OPEC諸国の中東非改革派です。
彼らの国も、原油価格の値下がりは国の財政に直撃し、其の金持ちも大打撃です。
また、ルークオイルは、オーストリア・ドイツの銀行などのシンジケートローンを提供されたことがあり、其の資金が中東のプライベートバンクから出ているのは確証がもてないが否定もできません。
ドイツ・スイスには、おおくの中東の資金があつまっておりそれが動いている可能性もあります。
ルークオイルを立てて、ユコスの経営者を処分することによって原油価格を維持する政策を中東にアピールできたことになります。
これによって、ロシアは何らかの見返りを中東から受け取るとおもいます。
しかし、それに黙っているアメリカではないので、なんらかの対抗処置をおこなうとおもわれます。
イラクを占領した理由が、原油獲得・民主主義の定着なら、其の資金の捻出を原油値下げで企業に稼いでもらい、税金を獲得しなくてはならないからです。
これが失敗する可能性が大きいということは、民主化の失敗の可能性もおおきいということです。
日本は結局、原油を使う消費者なので、安い原油確保のもくてき「だけ」で自衛隊をだすでしょうね。