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米大統領「イラクは危険な場所」、テロに動じぬ姿勢強調
http://www.asahi.com/international/update/1029/011.html
ブッシュ米大統領は28日午前(日本時間29日未明)、ホワイトハウスで記者会見 し、26日から爆弾テロ事件が相次いでいるイラク情勢について「イラクは危険な場所である」との認識を示した。また、事件の動機については、イラクを混乱状態にすることで、同国への部隊派遣を予定している日本など各国に派遣の見直しを迫る「警告」との見方を示したうえで、こうした狙いには動じない姿勢を強調した。
5月1日にブッシュ大統領が大規模戦闘終結を宣言して以来、米政府はイラク中部の「スンニ派トライアングル(三角地帯)」以外の治安は回復しつつあると説明してきたが、大統領の発言は全土が依然、危険な状態にあるとの認識を示したものだ。大統領は「危険なのは、テロリストが我々を追い出そうとしているからだ。我々は撤退しない」と述べ、駐留米軍の削減には応じない考えを改めて強調した。
派遣を予定している各国に対しても「派遣に慎重にならないことを望む」と語った。
大統領は一連の事件の背後関係について、旧フセイン政権の支配政党バース党の残党や外国からの「テロリスト」(イスラム過激派)らによる犯行との見方を示した。「バース党残党」について、「イラクが自由になれば、自分たちの特権が得られなくなるため、混乱と恐怖を作り出そうとしている」などと指摘した。
また、イラクと国境を接するシリアとイランに対し、イラクへの過激派流入を防ぐため、国境警備の強化を求めていることを明らかにした。
治安対策のための情報収集活動を強化し、駐留する連合軍が機敏に対応する態勢を整える一方、こうした情報収集のシステムにイラク人を関与させる考えを示した。
先週スペインのマドリードで開催されたイラク復興支援国会議に関しては「多くの国による財政面の約束に感謝している。(米以外の)各国の計130億ドルの貢献は始まりにすぎない」と語り、支援を表明しなかった欧州諸国などを念頭に今後の協力に期待を表明した。
また、北朝鮮の核問題に関して「あらゆる行動が軍事行動を必要としているわけではない。軍事行動は最後の手段だ。金正日(労働党総書記)に対処するため、多国間戦略を採用した」と述べ、6カ国協議を通じた外交解決を目指す姿勢を改めて確認した。
(10/29 13:48)