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(回答先: 真の思想的犯罪者は? 投稿者 長壁満子 日時 2003 年 11 月 10 日 10:27:04)
長壁さん、こんにちは。レス有り難うございました。
頭の弱い小生が自らの考えを整理すべく何日も四苦八苦しているうちに、『もっと素直に解釈してあげれば共産党の得票も伸びますよ』(http://www.asyura2.com/0311/senkyo1/msg/325.html)というあっしらさんのご投稿に端を発する一連のやりとりは、ほぼ収束してしまった感があります。
余談ですが、長壁さんを含む各位の文章力には圧倒されました。
それはともかく、宿題となった感がある“触発され共感した結果、どう考えたか”についてお伝えしたいと思います。
とは言うものの、『地獄への道には善意が敷き詰められている』(http://www.asyura2.com/0311/senkyo1/msg/505.html)までのあっしらさんのご投稿の中で、ほぼ完全に解明し尽くされているように思います。実際、極めて懇切丁寧な論考だったと受け止めております。
小生が労働組合員だった頃、選挙に際しての3つの方針というのがありました。長壁さんは良くご存じのことと思いますが、「政党支持の自由」と「政治活動の自由」と「政党選択の基準を明らかにすること」でした。3つ目の「政党選択の基準」とは、労働者固有の要求と国民的要求に対して、各政党がどのような政策を掲げており、また、実際にどのような対応をしたのか、という点を基準に投票するよう呼び掛けるものでした。そして、この基準にもとづく限り、答えは常にただ1つでした。(念のため付け加えておきますが、具体的な政党名を上げての支持要請は絶対にしませんでした)。
そして、この“選挙方針”が毎年同じで全く変わり映えしなかったという点については「何だか変だな」と思っておりましたが、内容的にはそれなりに納得していたため、異議を唱えることもなく過ごしてきました。
今回、事実をもって指摘されたのは、このような“静的な基準”だけで投票行動を組織することが即『利敵行為』になるような情勢が現下の情勢である、という点だと思います。言い換えれば、このような「政党選択の基準」への固着や誘導は、情勢の変化から目をそむけ(させ)ることになる、ということです。
> 戦争への歯車が回り始めた上でのことで、
(中略)
> あっしらさんほどの方がなぜ、見抜こうとされないのか、
とされておりましたが、失礼ながら全く逆だと思いました。
小生は無党派(支持政党なし)の貧乏な一労働者で、いわゆる“情勢の厳しさ”をひしひしと感じながらも手も足も出ずにおり、今回の選挙でどこに投票しようか大いに迷いました。スッキリと身を寄せることができそうな受け皿(政党)がない中で、前記の「政党選択の基準」を基本としながらも、「先ずは小泉政権(政治)を終わらせることを最優先に考えて、今回は民主党に投票すべきかも知れない」と思ったりもしました。
そういう判断は常に「あり」だと思います。(と言うか、「そんないい加減な投票はダメだ」「心底から支持する政党にのみ投票せよ」ということになったら、小生は一生棄権し続けなければならないことになります。もちろん、そんな馬鹿なことはしませんが)。
その意味で、『苛烈な危機意識を持ちながら歪んだ自己執着のために“利敵行為”に走る共産党』(http://www.asyura2.com/0311/senkyo1/msg/383.html)であっしらさんが仮定として示したような対応に共産党が踏み切ったら、小生は1も2もなく共産党に投票したでしょうし、もしも同じように考える人が多ければ“奇跡”が起きたかも知れないと思うわけです。
長壁さんの『生き残るためには・・・』(http://www.asyura2.com/0311/senkyo1/msg/308.html)における「あなたがたの党の正体がよ〜くわかりました。共産党も、あぶなっかしいとおもっていましたが、共産党は、目がさめたようで、今光り輝き始めました。これで、自公民まやかし政党に対抗できるのは、唯一日本共産党だけになりました。本領発揮です。土井さん、ありがとうございます。」は、前記の「政党選択の基準」への単純回帰と収斂であるとともに、小生の労働組合員時代に良く出てきた“万年「チャンス」論”だと思いました。“万年「チャンス」論”というのは小生の造語ですが、この造語で小生が申し上げたいのは、孤立や分断や後退局面を「危機」と言わずに「チャンス」と表現する“習性”のことです。これは非常に危険だと思います。
なお、社民党の対応については、あっしらさんによる評価が正当であり、長壁さんや不破さん(共産党)による評価は間違いだと思います。何故なら、条件を明示しているからです。明示した条件をテコに主導権を発揮できるかどうかが腕の見せどころのはずです。それを見る前の決め付けは、様々な悪影響を及ぼすものでしかなかったと思います。
投票日の直前から、長壁さんの投稿は、自党への投票呼び掛けを促す訴えに純化し、投票日以降は、自党に投票しなかった人たちを「ゆで蛙」と読んで非難するという、誠に退屈な代物になってしまっているように見受けられ、とても残念です。
選挙板へのご投稿が途絶えているのは、一連のやりとりの内容を反芻し熟考されているためだ、と思いたいです。目の覚めるようなご投稿の再開を期待しております。
・・・期待されたお答えにはなっていないかも知れませんが、その点はご容赦をお願い申し上げます。