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★ 柳条湖事件以後の15年戦争を体験した世代の体感的な意見を聞くことは、賛否はともかく、戦後生まれの我々にとっても大切なことと思い、医師なだいなだ氏のコラムを紹介します:
http://www5.ocn.ne.jp/~nadashig/page008.html
【11月4日】ブッシュ大統領のイラク戦争への支持が、アメリカで50パーセントをきった。それでも小泉内閣は、自衛隊イラク派遣を、なんとしても行おうとしている。日本のイラク戦争支持率はどうなっているでしょう。世論調査を、マスコミがやってくれないのが残念です。
選挙に入ると、与党も野党の主張に擦り寄って、争点をぼかす戦術を取ります。公約といおうが、マニフェストと呼ぼうが、権力を握ったときの努力目標にしかすぎません。
選挙は「政府がこれまでしてきたことが争点」です。マニフェストなどを争点にする
から、争点がぼかされてしまうのです。老人党のぼくは、選挙は「未来の約束」を選ぶのではなく、「過去の政治に不満」を表明することだと、考えます。だから、政権交代がまず第一です。そのために一番有効な投票をしましょう。
一枚目は?二枚目は?
田中真紀子は「一枚目を、私に入れるなら、二枚目は民主党と書かねば意味がない」といっているそうです。共産党、社民党も、選挙区の状況を見て、その逆のことを選挙民
にいってもいいでしょう。「二枚目は自分たちに。今は、自分たちで憲法改正阻止の三分の一の議席を確保することが難しい状況です。一枚目は民主党が勝てそうな状況ならそちらに入れてください」と。ここは民主党に恩を勝手に売って、その代わり「この恩を忘れないで!これは改憲反対の票よ」という。これが次善の選択だとかんがえるのです。
老人党は勝手に恩を売る
老人党は、今の与党を政権の座から、引き摺り下ろすために、最善の戦術を模索して、野党を勝たせるために投票するという選択をすることにしました。勝手に恩を売る戦術です。老人党の一押しで勝てた議員たちは、老人党の票が、「イラクに自衛隊を送ることに反対の票」であることを覚えていてください。「イラク戦争につぎ込んだ税金は、年金や、健保に向けられるべき税金だ」と考える票でもあります。忘れると次の選挙がこわいですよ。そして「老人を馬鹿にするような政治を、これまでやってきた政府与党を罰する」票であることを忘れないことが肝心です。BBC放送によると、ブッシュの戦争への支持は、50パーセントをついにきった。その落ち目のブッシュを支える忠犬ポチが小泉首相です。かれが、ブッシュと心中するのは勝手ですが、一国の宰相が、そのような真似は、しないでほしい。
拉致問題は争点ではない
拉致問題は、拉致家族のためを考えるより、政治家たちによって利用されてしまっている。もう少し、現実的な解決を模索するべきではないだろうか。とりあえず帰国した人たちがなるべく早く、家族に逢えるような手立てを考えたらどうだろう。一度、北朝鮮に戻し、家族と再会させ、連れて帰れればいうことなし、それが可能でなくとも、しょっちゅう行き来の出来るようにすれば、よいではないか。そういう現実的な解決を求めず、北朝鮮の政府を、フセインのようにブッシュに倒してもらって解決しようという原則論を押し通せば、家族は「国の意地のハザマで苦しめられるだけです。家族が感情的になるのは当たり前、しかし政治や外交が感情的になって理性を忘れたらどうなるか。日中戦争のとき、「蒋介石政権相手にせず」といった近衛内閣に、「それで本当に日中戦争を解決できると思うか」と迫った斉藤隆夫の理性を、古い記憶を持つ老人は思い出します。