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(回答先: 生き残るためには・・・ 投稿者 長壁満子 日時 2003 年 11 月 06 日 19:54:50)
長壁さん、こんばんわ。
長壁さんの書き込みは欠かさず読み、戦争版で直接のやり取りもしていますので、長壁さんの危機感や苛立ちは理解しているつもりです。
日本国民は“ゆで蛙”状態でまもなく死に至るというのに鼻唄三昧という政治状況にいらいらもされているでしょう。
社民党の民主党政権への参加前提条件に対する批判を読んで、さすがに共産党員らしいなあと思っています。
戦争国家にひた走っているという強い危機感を持ちながら、“憲法9条の順守”を条件として打ち出している社民党に対し、「民主党は創憲だとか、改悪をオブラートに包んでごまかしているのですよ。「頑固に護憲」など、撤回されたほうがいいと思います」と批判されていることにそのらしさを感じました。
民主党の政策を持ち出して、“憲法9条の順守”を条件として提示している社民党の政策を非難するのは筋違いです。
社民党の前提条件を民主党が受け入れ連立政権ができたあとで、社民党が民主党の改憲政策を容認したり黙認したときにはじめて有効な非難です。
党を支持するかしないかは別として、連立ないし協力の条件として“憲法9条の順守”を提示した社民党は政治的に筋が通っています。
“イラクへの自衛隊派遣中止”に関する批判も、同じ問題を含んでいることはご理解いただけると思っています。
選挙結果を予断する気はありませんが、自民党中心もしくは民主党中心いずれかの政権になるという見通しのなかで、社民党が得るであろう何がしかの議席をカードに、少しは政策が近いと判断した民主党に条件を突きつけたのはそれなりの意味があるんではないですか?
共産党が今回の総選挙で単独過半数を獲得するのは困難だと予測しています。
そのような政治情勢で、戦争国家にひた走っているという強い危機感をお持ちの長壁さんが、「これで、自公民まやかし政党に対抗できるのは、唯一日本共産党だけになりました。本領発揮です。土井さん、ありがとうございます」と締めくくられているのを見るのはあまりにも無残です。
社民党は、他の問題は一時的に棚上げし、どうしても譲れない“憲法9条の順守”・“現行の年金水準の維持”・“イラクへの自衛隊派遣中止”の3政策を連立の条件として提示したと考えることはできないのですか?
恥ずかしげもなく前衛であることを公言している政党なら、政策的にいちばん近い社民党との協力体制が築けるくらいの力量がなければ話になりません。
今回の社民党批判を読んで、このような批判をする政党が他の党と協力したり共闘することはできないだろうなと思っています。
※ 補足
「恥ずかしげもなく前衛であることを公言している政党」と書いたのは、現状の共産党がダメだからといった理由ではなく、そのようなことは自分で公言することではなく、外部の人がそう思ってくれるかどうかの問題だと考えているからです。
また、戦争を止めることができなかったことこそ自戒しその責任(問題点)を追及しなければならないのに、我が党だけは一貫として戦争に反対したと胸を張り、軍部が悪かったとか天皇絶対政が悪かったからだと説明している日本共産党は、前衛に値しないとも考えています。
共産党員である長壁さんに、「職業革命家がいなければ革命組織は瓦解するが、職業革命家集団の革命組織による革命は瓦解する」という私の見解を贈ります。
『Re: 小沢一郎・菅直人演説-藤沢駅からの報告』( http://www.asyura2.com/0311/bd31/msg/669.html )に書いたものです。