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(回答先: 土井党首大ピンチ/陣営も焦り「正直いって危機感ある」/ 社民党自体が存亡の危機 投稿者 【読売・報知新聞記事】 日時 2003 年 10 月 24 日 21:41:15)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031021-00000002-mai-l28
兵庫ニュース - 10月21日(火)21時28分
[変容]衆院選/3 社民党存亡の戦い 逆風の北朝鮮拉致事件、どう影響 /神戸
「やっぱり『拉致』は痛い。日本人の琴線に触れる話やからなあ」
今月上旬、西宮市役所の議員控室で、社民党首の土井たか子(74)を支える西宮市議の片岡保夫はため息をついた。
土井は7区(西宮・芦屋市)で前回、次点に10万票近い差を付け圧勝した。森喜朗首相(当時)の「神の国」発言で党も追い風に乗り、比例代表で中川智子(56)=6区、北川れん子(49)=8区=の2人が復活当選。県内で近畿ブロック計84万票の4割を占める30万票をかせいだ。土井の存在が、比例での社民票に及ぼす効果は計り知れない。
しかし今回、陣営の表情は一様に硬い。党をあげてニューリーダーとして前面に出す予定だった元衆院議員、辻元清美の逮捕で、選挙戦そのものの方向転換を強いられた。さらに、陣営を悩ますのが、北朝鮮の拉致事件への対応をめぐる問題だ。特に、7区で立候補する自民新人の大前繁雄(61)は、県議時代の96年に「拉致疑惑」を県議会で初めて取り上げるなど一貫して拉致被害家族の支援活動を続けてきた。「これまでにない強力な相手」と陣営の危機感は高まる。
西宮市のホテルで11日に開かれた大前の集会。参加した800人全員が、胸に拉致被害者支援のシンボルの青いリボンを付けた。有本明弘、嘉代子夫妻が紹介されると、その隣で大前はマイクを握り締め、力を込めた。「夫妻の涙ながらの訴えに、北朝鮮と当時、一番友好関係があった、あの野党の方は冷たい反応だった」。支援者の意気も上がる。「選挙戦は拉致を前面に押し出して、有権者の心をつかむ突破口にしたい」
“アキレスけん”の拉致問題に社民は、どう向き合うか。衆院解散の翌日、土井はさっそく地元入りして街頭演説や集会をこなした。そこで訴えたのは、憲法改正への動きのけん制だった。「小泉首相は憲法9条を変えようとしている。イラクへの自衛隊派遣も、根拠は何もない。絶対に、平和憲法の道を転換させてはならない」。中川陣営は「逆風だからこそ憲法を守ることをシンプルに訴えるだけ」と強調。北川は「再び侵略戦争をしてもよいのかと問う」と言い切る。
「連立与党対“新生”民主」の構図の枠外で、「弁解すればかえってマイナスイメージを強くする」と党の存在意義である「護憲」に絞り込んだ訴えが続く。「何としてでも(法案提出権のある)21議席を取らないといけない」と繰り返す土井。自身の戦いには党の存亡もかかっている。
(敬称略)(毎日新聞)
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