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中曽根・宮沢氏引退へ 首相、公認しないと最終判断
http://www.asahi.com/politics/update/1023/001.html
小泉首相(自民党総裁)は22日、同党の中曽根康弘(85)、宮沢喜一(84)両元首相に引退を求める意向を固めた。23日午前、両元首相を相次いで訪ね、直接伝える。同党は候補者選定基準で比例区単独候補は73歳が定年と定めており、世代交代を求める党内の大勢に配慮して決断した。党執行部は両元首相が引退に難色を示した場合でも、衆院比例区での公認はしない方針だ。その場合、両元首相が衆院選に立候補する手段が事実上閉ざされることになり、両元首相が政界を引退する方向が固まった。
複数の首相周辺や自民党幹部が明らかにした。
首相は22日夕、アジア太平洋経済協力会議(APEC)出席のため訪問していたバンコクから帰国。同夜、安倍晋三幹事長と電話で協議し、こうした党執行部の方針について報告を受けた。
首相はこれまで「進退はご自身で判断されるべきものだ」「お年寄りが頑張って困っている」などと繰り返し、両元首相の「自発的な引退」を促してきた。しかし両元首相は立候補の考えを崩さず、調整は難航。党選対本部が両元首相の処遇を首相に一任していた。
自民党内では、衆院選での民主党との対決を意識した中堅・若手議員を中心に「定年制に例外を設けるべきではない」と両元首相の引退を求める声が大勢になった。
党執行部の複数の幹部は22日夜、両元首相が23日に引退に難色を示した場合でも「首相が改めて両元首相に会うことはない」と指摘。その場合、衆院選で両元首相を公認しない方針を示した。
一方、中曽根氏側はこれまで、橋本首相時代に小選挙区から比例区への転出の見返りとして党執行部と交わした「終身1位」の約束に基づき、今回も公認を求めてきた。長男で参院議員の弘文氏は22日、「どんなことがあっても選挙には出る」と記者団に語り、公認が得られない場合には、無所属で小選挙区から立候補することも辞さないとの姿勢を示した。
しかし、所属する江藤・亀井派では「晩節を汚すことは避けなければならない」(幹部)との声が強まっており、引退を事実上受け入れざるを得ない情勢だ。
宮沢氏が所属する堀内派も「首相経験者は同列に扱うべきだ」と公認を求めてきた。ただ、中曽根氏側が引退を受け入れれば「宮沢氏も引退に応じざるを得ない」(幹部)との判断が強まりつつある。 (10/23 03:01)