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(回答先: 「殺人は単なるゲーム」検察側非難 筋弛緩剤事件(河北新報) −無期懲役求刑 投稿者 シジミ 日時 2003 年 11 月 29 日 10:04:51)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031128-00000007-yom-soci
仙台市泉区の北陵クリニック(昨年4月廃院)で患者の点滴などに筋弛緩(しかん)剤を混入したとして、5件の殺人、同未遂罪に問われている元職員で准看護師の守(もり)大助被告(32)の論告求刑公判が28日、仙台地裁(畑中英明裁判長)で開かれた。
3日間にわたった異例の論告はこの日で計約17時間半に及び、検察側は「信頼を寄せている患者に、無差別に残酷な殺人行為を繰り返した。人の命をもてあそび、悪質極まりない」として、守被告に無期懲役を求刑した。弁護側は来年1月に最終弁論を2日間行う予定で、来年3月にも判決が言い渡される見通し。
事件が医療機関で起きたことについて、「正当な医療行為を利用するという極めて卑劣な手段を用いた」とし、「気軽に診療を受けることができるという一般市民の信頼感まで根本から覆した責任は極めて重い」と厳しく批判。「被告は被害者感情を逆なでするような虚偽を並べている。反省はおろか後悔の情すら認められない」とも述べた。
守被告はいったん犯行を認めたが、逮捕4日目から否認に転じた。物証も乏しく、検察側は状況証拠を積み重ねた。論告では、同クリニックの看護師や医師、被害者の家族ら延べ約150人の証言をもとに、被害者の容体が急変した状況を再現。「急変は病変か薬剤の副作用。事件はでっち上げ」とする弁護側の主張に反論し、「5人の急変は筋弛緩剤混入によるもの」、「守被告以外に犯人はいない」などと指摘した。
守被告の弁護団は公判後に記者会見し、無期懲役の求刑について、「全文朗読で立証の薄弱さが浮き彫りになった。死刑求刑できないのは検察の自信のなさ」と批判。「説明できないことを説明しようとして支離滅裂になった」などと、検察側を指弾した。
最終弁論に向けては、「裁判所に2日間の連続開廷を打診している」と明らかにし、「徹底的な反論で、どういう冤罪(えんざい)なのかを提示する」としている。(読売新聞)
[11月28日23時37分更新]