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福田官房長官、自宅の土地取引 自粛定めた大臣規範抵触
(注:写真つきです)
朝日新聞10月25日
http://www.asahi.com/national/update/1025/007.html
福田官房長官、自宅の土地取引 自粛定めた大臣規範抵触
福田官房長官が提供した土地に建設中のマンション=東京都世田谷区野沢4丁目で、本社ヘリから
福田官房長官が今年4月、東京都世田谷区の自宅敷地を事実上売却していたことが、24日公表された閣僚の資産公開で分かった。土地を提供し、大手不動産会社が新築する分譲マンションの一部を福田氏が取得する等価交換方式。大臣規範は任期中の不動産取引の自粛を定めており、規範を所管する内閣官房の責任者自らが規範に抵触した形だが、福田氏側は「やむを得ない事情で等価交換しており、抵触しない」と話している。
提供した土地は同区野沢4丁目の宅地190平方メートル。隣接する母親の三枝氏名義の土地と合わせた1576平方メートルの敷地に、福田氏と三枝氏の名義の住宅があった。
登記簿謄本や建築計画などによると、福田氏らは4月に不動産会社と等価交換契約を締結し、建物は6月に取り壊された。マンション(地上3階地下1階建て)は総戸数28戸で、延べ床面積は3146平方メートル。来年2月に完成する。地権者取得分が最上階を中心に8戸あり、福田氏は1戸を取得する予定という。
不動産鑑定会社によると、福田氏の提供した土地の推定時価は約9000万円。分譲向けの部屋は55〜92平方メートルで、予定販売価格は約5000万円から1億円という。
福田氏側は、土地の評価額や取得する部屋の場所や面積を明らかにしていない。
取材に対し、斎藤忠広・官房長官秘書官は「高齢のお母様の事情。古い家ですきま風が入ったり、段差があったりして不便だから建て直す。規範には触れない」と説明している。
福田氏は今年7月、政務官が在任中に不動産取引をするなど規範に抵触していたことが明らかになった後の閣僚懇談会で「規範の趣旨が必ずしも十分に理解されていないのではないか」と閣僚らに注意を促していた。
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内閣官房内閣総務官室の畠山貴晃参事官補佐は「等価交換も不動産取引だが、規範の趣旨は立場を利用して不当に利益を得るのを防ぐことで、今回はやむをえない事情だった」と話す。ただ、マンションの広さなど具体的な契約内容は確認していないという。
日大法学部の岩井奉信教授(政治学)は「等価交換といっても、本当に同じ価値かどうかは調べないと分からない。よく調べないまま抵触しないと判断するのはおかしい。規範、内規は厳密にチェックする制度が必要だ」と指摘している。 (10/25 03:01)