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(回答先: 控訴審初公判で殺意否認 武富士放火殺人事件 投稿者 エンセン 日時 2003 年 10 月 14 日 20:43:41)
武富士事件控訴審 「早く罰、受ければいい」遺族、改めて反発と不信感 /青森
仙台高裁で14日開かれた武富士強盗殺人・放火事件の控訴審第1回公判には、浪岡町の元タクシー運転手、小林光弘被告(45)が放った炎でかけがえのない家族を失った遺族らも詰め掛けた。控訴は被告に認められた権利とはいえ、遺族からは殺意を否認して控訴した小林被告への反発と不信感が改めて噴出した。
娘を亡くした母親(49)は「なぜ控訴したのか理解できない。5人も殺し、みんなを振り回して無駄な税金を使わせている。(被告が控訴を自ら取り下げ死刑を確定させた)大阪池田小児童殺傷事件のように罪を認め、さっさと罰を受ければいい」と吐き捨てるように話した。
妹を失った男性(36)は、青森地裁の一審公判から傍聴を続けている。「公判で『いかなる刑にも従う』と話したのは何だったのか。ただの命ごいとしか思えない。武富士事件以後、模倣犯が約200件発生している。社会的影響はものすごく大きい」と指摘した。
さらに「一審では青森地裁の裁判官が『亡くなった人の冥福を祈っているなら、被害者の名前を挙げてみよ』と質問したのに、小林被告は4人の名前しか言えなかった。地裁は被害者のことを考えて小林被告に質問し、正しい判決を下した。小林被告は身をもって、命をもって償うしかない。仙台高裁も極刑を下すと信じているし、そう願っている」と話した。
娘を亡くした別の母親(48)は「裁判を最後まで見届けて娘に報告したいと思い、傍聴した」とだけ話した。
弘前市堅田の武富士弘前支店跡地には広告看板が設置され、砂利とアスファルトのすき間から雑草が背を伸ばしている。事件当時の面影はない。【石川宏】(毎日新聞)
[10月15日18時40分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031015-00000001-mai-l02