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<付属池田小事件>宅間死刑囚が獄中結婚 支援者の女性と
児童8人が犠牲になった大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)の乱入殺傷事件で、大阪地裁の死刑判決が確定した宅間守死刑囚(40)=大阪拘置所在監=が今月上旬、支援者の中年女性と獄中結婚していたことが分かった。この女性から「宅間死刑囚を精神的に支えたい」と結婚を申し込んだという。
関係者によると、女性は宅間死刑囚と同じ年代。刑事裁判の公判中に弁護団を通じて何度も、励ましの手紙を寄せたり、菓子類などを差し入れていたという。女性は「(宅間死刑囚の)精神的な弱さに同情し、支えになりたい」などと、宅間死刑囚が控訴を取り下げた9月下旬、弁護団を通じて結婚の意思を伝えていた。その後、自身の写真とともに婚姻届を宅間死刑囚に渡してもらったという。
女性からの結婚の申し込みに対し、宅間死刑囚は「執行されるまでは人間らしくありたい。理解者となら面会もしたい」などとして受け入れたという。死刑囚の妻は通常、拘置所の許可を受ければ面会できる。
宅間被告は99年3月、4人目の妻と離婚しており、事件当時、独身だった。
獄中結婚した主なケースとしては、68年秋、4人をピストルで射殺した「連続射殺事件」の永山則夫元死刑囚=97年執行=が、80年の刑事裁判中に自分の著書「無知の涙」を愛読していた女性と結婚したが、86年に離婚した。【堀川剛護】(毎日新聞)
[12月27日6時15分更新]