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(回答先: 2.旧約聖書と新約聖書の違い 投稿者 乃依 日時 2004 年 3 月 06 日 21:27:35)
http://www.al-pha.com/fp/seisho/4seisho.htm
4.キリスト教の神はイエス・キリストか
答えは、イエスでありノーです。
キリスト教が日本に入ってきた当時、キリスト教およびキリスト教徒は耶蘇と呼ばれていました。耶蘇とはイエスのことで、そのころの一般の人達もキリスト教とはイエスを信じる宗教と考えていたようです。
聖書をめくるとはじめに、この世界を創った神、創造主が登場します。ところが神の名は「神の名をみだりに唱えてはならない」という教えから、聖書では子音4文字だけで表されていて、はっきりしません。日本の文語訳では「エホバ」と訳されていましたが、今は「ヤハウェ」とするのが一般的です。
この創造主は、預言者を通して、やがて救い主が登場することを語ります。そして約2000年前に、救い主であるイエスがこの世に生まれます。
イエスは十字架につけられて殺され、三日目によみがえり、天に帰ります。イエスはそのときに「私は天に帰るが、代わりにあなた方に聖霊という助け主を送ろう」と約束します。そして、弟子達が祈っていると、約束の聖霊が贈られたのでした。
キリスト教では、この「創造主」である神、「イエス・キリスト」である神、「聖霊」と言われる神の三つがあり、この三つの神が一つの神であるという「三位一体」の考え方をとっています。カトリック教徒が祈りの最後に「父と子と聖霊の御名によって」と十字を切るのは、この三位一体の神に祈っているからです。父とは創造主、子とはイエスを指します。
三人なのに一人、一人なのに三人。これがいったいどういうことなのか、何人かの神父様や牧師先生に話を聞きましたが、いくら説明されても理解できません。私の頭が悪すぎるのでしょうか。そうかもしれません。しかし、人間の頭では理解できないところが、神様の神様たるゆえんかも・・・と考えて一人納得したりしています。
ヨハネによる福音書は「初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。万物は言によって成った。」で始まりますが、一般にここの神は創造主のこと、言はイエスのことを指すと考えられています。
「エホバの証人」あるいは「ものみの塔」と呼ばれる宗教グループが、キリスト教でないと言われるのにはいろいろ理由がありますが、最も大きな違いは三位一体の神を信じるのではなく、創造主である神(エホバ)だけを神としているからです。
◇中村芳子著「3日でわかる聖書」(ダイヤモンド社刊)より抜粋