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(回答先: Re: マドオンナ君へ 投稿者 七四 日時 2004 年 1 月 28 日 00:16:42)
男だ女だは不毛な議論になると思うので(確かに女云々などと普段あまり意識もしていないことを盾にとると、すねているようにも取られるでしょうしね)、はっきり感じたことを言いましょう。
長壁さんは、自分が共産党員であることをはっきり明かして一生懸命議論をしています。女性で、年齢が高いことも。あなたには女の気持ちが分からない、と言ったことを訂正して、あなたには「マイノリティの気持ちが分からないだろう」と言い換えます。マイノリティが、マイノリティであることを明かした上での発言に、どれ程の勇気やエネルギーを要するものか、想像したことがありますか?
自分を正直に投げ出すことに力をそそぐあまり、時にはどうしても身構えて硬くならざるを得ないこともあるでしょう。
ブッシュ小泉さんが長壁さんを評価することができるのは、男性でも「マイノリティ」として苦労された経験があるからではないかと思えます(マイノリティの行き着く先は、ただ1人、孤独な自分があるのみの世界です。しかし、そこからその殻を突き破って対話をしようとする努力は、経験のある者同士でしか分かち合えないものでしょう)。
ゾンビさんが言うように、ブッシュ小泉さんが長壁さんにぶつかる発言をしたこともありましたが、その後それを指摘され、彼は「応戦モードに入っていたため、あなたにも八つ当たりをしてしまったようだ」と素直に非を詫びていました。
本気で議論をするというのは、とてもエネルギーをつかうことだし、真っ向勝負です。
ブッシュ小泉氏のように、マイノリティ的な目から、隠れた権力を引き出すという努力は、私にはとても意味のあることです。
また、私も共産党員ではないし、特に(どんな政党もそれ自体として)擁護する立場にはありませんが、長壁さんは、共産党という殻をしょって、守ってもらっているような甘い女性ではないことははっきり分かります。
この日本には、共産党差別という意識が、頑として存在するではありませんか?そしてそれに関わる人や属する人を甘くみたり、低く見たり、弱小勢力や逆に危険分子のレッテルを貼ったりする傾向も。あなたの中には?
共産党の中にも、矛盾や隠れた権力が、はっきり存在しているのは事実でしょう。しかし、そのあたりは長壁さんもはっきり認識していらっしゃるし、葛藤もしている。その上で、共産党にい続けるというのは、差別というものを身をもって実感しつづけ、葛藤を避けないで自らに問い続ける姿勢として、評価すべきではないですか。
私は何所の政党に属しているということではありませんが、朝鮮総連や同和やオウムなどより、ずっとマイナーで、聞けば鼻で笑われるようなグループに属しています。いや、言ったら基地外のレッテルを貼られて誰も相手にしなくなるでしょう。昼休み板から一歩も出られなくなる、いや、ここでも誰も話かけてくれなくなるかも知れません。
そこまでではなくとも大真面目で言っても、ふざけているとしか取られないでしょうから、やはりとても言えません(だれか、仲間のしるしを示して阿修羅に現れてきたら、ぼそっと言うことはあるかも知れません)。でも、長壁さんのような存在を見ると、私のような者でも、ここに来てもいいんだな、という安心感が高まるのも本音です。
やっぱり身元を隠しながら書くというのは、結構緊張するし骨が折れます。
ついでなので、阿修羅にどんな意義を感じて来ていたかをざっと書いてみます。
ひとつ言えることは、私は、あっしらさんの講義を聞きに阿修羅に来ているわけではありません。
彼の存在がこのサイトに不要だ、と言っているのではありません。しかし、彼の講義やニュース情報の仕入れと、彼を恩師と仰ぐ生徒たちのやりとりのようなものしかこのサイトになかったのなら、恐らくここに何の魅力も感じないでしょう。実際そういう展開ばかりの時には、1ヶ月以上もこのサイトに来る気がなくなってしまった(そして実際来なかった)こともありました。
もし私の過去ログを見ていてくれているのなら、読んだかも知れませんが、私はちゃっかり色んな大学に入りこんで聴講したりする趣味があったし、自分や夫の親や友人を含めて、大学の教授や講師はその辺にいくらでもいるので、私の学歴自体は低いにもかかわらず、立派なインテリの方や、先生方にお相手されていることをことの他うれしく思うといった類の心性もないのです。夫はT大法学部大学院修士出身です。
教師や教授や論客の類を偉いとか、特別立派だと思うこともなく、平気で論戦を戦わせたり自分の意見をプレゼンしたりしてきましたが、相手の方が偉ぶることもままあるので、そういう相手の場合はお馬鹿チックに振舞ったり、大人しく素直に話を聞く振りをして、距離を置くという風にしてきました。知識やら知性の類は、私にとっては正に「おやつ」とか「酒」の類の嗜好品としての価値しかないものなので、阿修羅の情報も私にとっては生活の必需品ではありません。しかし、世の中についての見方をいろいろなサイドからぶつけ合ったり、メジャーなニュースでは語られない裏側の情報に触れるのは、刺激や活力のもとになるという意味では、こういうサイトは貴重な場だとは思われるわけです。
下の投稿で、好き嫌いの問題としてあげたのは、以前サイエンソロジーとかなんとか、自己啓発団体なのか宗教なのかはわかりませんが、そういう類の団体から管理人さんが圧力をかけられたような経緯があったということが記憶の隅にあったので、なにか妙な手に踊らされている感じとかが払いきれなくなり、自分の中から、このサイトの貴重性が目減りしていく感じが嫌で、常々目障りに感じていた事実を書いたんです(でいだらぼっちさんの指摘したとおり、あくまで私個人の経験から得た本能的選り好みの問題には違いがないのですが)。それでなくとも、最近の官僚的な雰囲気についていけなくなりつつあったので、そろそろ潮時だと感じてたのですが。あなたにはそういう雰囲気は感じられないかも知れないし、そうだとしてもそれを責めることもできないが・・・(もっとも、私が官僚的で意地悪いと感じられるものは、あなたに対しても部分的に感じている)。
とりあえず結論。今は、やはりここはマイノリティには居辛い場所なんだ、と思える。
論戦が必要だと思えば戦えますが、平行線の話をしていても疲れるだけだし、ここであじゃこじゃ言ってても、ねこじゃらしを振って暇つぶしをしているような気分にしかなれないし、そもそも長壁さんやブッシュ小泉さんもいったんリタイヤしてしまったし、他の板に言ってもこの手のことはすぐ削除されるか管理人さんのクレームがとんでくるだけだと思って、ここに来て最後ッ屁の類を吐き出しにきたんですが、私もしばしリタイヤするしかなさそうです。他にやることも色々ありますし。
(あと、頭やノートの中には、新掲示板の構想も出来上がっているのですが、他に優先しなくてはならないことが多いので、まだ手付かずです。もし、冷やかしではなく参加したいから早く作ってくれ〜というような何人かの意見を見かけたら、どこまでできるかわかりませんが、いっちょやってみると思います)。
離れると言っても、たまには戦争板とか覗きに来るだろうし、もし、長壁さんやブッシュ小泉さんやビルダーバーグさんなどなどが議論の場に戻ってきたら、私もまた戻ってくるかもしれません。その時縁があったら(七四さん、でいだらぼっちさん等)、また丁々発止で議論しましょう。
リタイアの前に、ざっと言いたいことをまとめてみました。