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(回答先: ブッシュ小泉さんへ。 投稿者:武田信弘[韋駄天-35606] 投稿者 乃依 日時 2003 年 12 月 15 日 14:18:42)
[35608] 善知鳥(うとう)
投稿者:ブッシュ小泉 投稿日: 12/15 Mon 06:12:09 [ID:vaNwAfXW4zQ]削除
生前なにひとつ悪いこともせず、真面目に働き、
妻子を育て、しこしこと汗水たらして生きた男が
予想に反して地獄に堕ちたという能の題目は善知鳥(うとう)でした。
自分では何一つ悪いことをしたつもりがなくとも
この男、猟師で、鳥をずいぶん殺したんですね。
それが理由で地獄に堕ちた。
妻子を一生懸命守り、人と円満に付き合い、善行を施しても
それは人間という輪の中でのことです。
他の輪(世界)からみれば殺戮者です。
また、あるシステムの中にいると
(この場合は「生きる」というシステム)
必ずや知らないところで人間はだれかを、何かを殺している。
他を殺すことによって生命を、家族愛を、真面目さを維持していることもある。
>オウム真理教が坂本弁護士一家を惨殺したのは、ブッシュ父が大統領だった時期。
>湾岸戦争もブッシュ父の時代。あの戦争は、あきらかに、ブッシュ父の政権がフセインに
>わざとおこさせたもの。
坂本弁護士一家惨殺がパパ・ブッシュのやらせなのかどうかは知らないが、
(わたしには関連性がまったくわからないが)
たとえそうだったとしても、それはパパ・ブッシュの、大統領としての正確な「仕事」
です。
大統領職というのはそういうものですよ。
国民がまっとうに生きる、しかも犯罪に関わらずにまっとうに生きていると
錯覚できることを保障するために、代わって手を汚すのが大統領「職」です。
でなければ、ひとりひとりの国民が直接手を汚していかなければならない。
たとえば死刑制度、刑務制度もそうでしょう?
わたしたちの知らないところで、不良分子を抹殺してくれる。
あるいは監禁してくれる。
でなければ、わたしたち一人一人がリンチを加えなければならない。
つつましく、真面目に生きているといえども、必ずこのシステムを背景に
生きているものです。何人といえども。
ふだん、わたしらはそのことを忘れているだけのことです。
>少なくとも、権力を握っている連中は、その権力の行使について、
>色々な責任を負っているわけです。
いや、それが違うんだな。
説明責任があるというがそんなことをしていては権力の維持ができない。
ほんとうはそんな責任は勝手に誰かがでっちあげた責任であって
権力者の責任とはそんなものではないでしょう。
それはブッシュに限らず、すべての国家の権力者にいえることであって
中国もロシアも韓国も、そりゃあひどいものです。
絶対に説明などしない。
しかも、それが権力の頂点にいる者たちの「責務」なんです。
>基本的に、普通の人たちの方向性は、平和に、平等に生きようとしているわけです。
その「普通の人たち」というのは武田さんの幻想ですよ。
そういう人たちが居ると想定して、それを信じたいだけです。
仮に、あなたのいう「普通のひとたち」が平和に平等に生きようとしていても、
わたしたちの存在が必ず、他者の富を収奪するシステムの上に乗っている以上、
決して認められるものではない。
関連しているのですよ。あらゆる出来事と。
である以上、ここだけはそんなものとは関係ないといえるのは日本のように
長い間、世界と隔絶して戦乱や飢餓と縁のなかった島国の人たちの
妄想ではないのかな。
そういう妄想が成立するための要件を突き詰めていくことは大事ですが。