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(回答先: Re: 最近の阿修羅のしがない空気について(長壁さんも、読んで下さいね!) 投稿者 マドオンナ 日時 2004 年 1 月 21 日 04:42:32)
マドオンナさん、はじめまして。
同じように感じていらっしゃるコメントを拝見し、心強く思いました。
>95年に報道を通して知ったオウム事件の構図に非常に違和感を覚えたため、
>夫婦で図書館に通い詰めて、古い新聞記事、雑誌記事、化学書などをチェックしたり、
>アクセスできる関係者(メディア関係者・元信徒・省庁関係者・代議士・
>松本市在住の知人等等)に対する取材などを行うなど、
>半年以上かけて疑問を文書にまとめたりして、
>同じような疑問を持っているか持っていそうな人々にシェアしたことがあります。
そういう方って、けっこうおられたんですよね。
しかしあの当時、警察リーク情報やマスメディアの報道に疑惑を表明したりすると、
「お前もオウムだな」と決めつけられるような空気がありました。
誰かが決めた「事件のシナリオ」だけが絶対化され、
それを覆すような「事実」は無視、排除されました。
そればかりか「シナリオ」を強化する情報がどんどん捏造され、
いつのまにか事実とはおよそ離れた「事件の全貌」が作り上げられていきました。
現場の記者たちはそのおかしさに気づきながらも、誰も声をあげない。
いえ、そんなこと言ったら「排除」されてしまう空気が支配していたのです。
それといまのイラク報道は、とても似ています。
ジャーナリズムは「事実」を軽視し、疑問を追求しようとはしません。
そして、あれよあれよという感じで、ついに自衛隊派遣が決行されました。
こうした空気は、60年前にとても似てるんじゃないかと思います。
あの時代も、軍部が強行しただけではなく、
新聞や世論も「好戦」の声を上げて支持していたわけですからね。
いまの動きに、正直、とても空しい無力感を覚えていますが、
それでもいまはネットの世界が開けていますから、
ぼくはそれに期待をかけています。
そして、その最有力であるものが「阿修羅」と思いました。
ネットの世界は、匿名性、仮面性が可能ですから、
誰もが思ったことを自由に発言することができます。
しかし、この特性は、同時に「発言つぶし」にも利用できるんですよね。
いまは混沌としている感じですが、しかし内容はどうであれ、
こうした場が残されている限り、まだまだ希望はあると思います。
しかし「多様性」が否定されたとき、怖い社会が到来すると思います。