第２報

2003年12月30日

イラン国地震災害救済国際緊急援助隊医療チーム（第２陣）の派遣について

　国際緊急援助隊医療チーム第２陣を派遣することとなりましたので報告します。

記

１．災害状況
　平成15年12月26日現地時間05：27（日本時間10：57）イランにおいて発生した地震により、甚大な被害が生じている。スイス地震研究所（SED）及び米国地質学研究所（USGS）の情報では、震源地は同国南東部ケルマン州のバム（首都テヘランから南東に975ｋｍ、州都ケルマンから南東に180ｋｍ）で、マグニチュードは6.3から6.7の間ということである。
　状況が明らかになるにつれ、被害規模は拡大しており、報道によっては死者数は２万人を越えるとしているものもある。

（被害状況）
（1）死者数　　　　：20,000名以上
（2）負傷者数　　　：３万名以上
（3）全・半壊家屋数：家屋の70パーセント以上

２．わが国の対応
　外務省はイラン国政府から、医療チームの派遣要請及び緊急援助物資供与の要請を２７日に受けており、これに基づきＪＩＣＡは国際緊急援助隊医療チーム（第１陣５名）の派遣及び緊急援助物資供与を実施しました。
　医療チーム第１陣の報告により、被害は深刻であり、さらなる追加支援が必要と判断し、医療チーム第２陣を２９日に派遣しました。

＜医療チーム第２陣＞
　平成１５年１２月２９日から約２週間の派遣を予定。
＜メンバー構成＞
副団長　　　　１名
救急医療　　　２名
救急看護　　　６名
薬剤管理　　　１名
医療調整　　　３名
業務調整　　　５名

３．先方政府の対応
　イラン政府は最大の被災地バムの北約２００kmの州都ケルマンに災害対策本部を設置。
　ヘリコプター及びＣ１３０輸送機にて近隣の病院へ重傷者を移送している。

４．諸外国及び他援助機関の対応
（１）イタリア、ノルウェー：物資供与４０トン（テント、毛布、調理セット、浄水セット、高カロリービスケット、トラウマキット）
（２）ドイツ：レスキューチーム（４０名、救助犬１１頭）、物資供与（毛布、寝袋）
（３）南アフリカ：レスキューチーム（５０名、救助犬）
（４）デンマーク：レスキューチーム（５５名）
（５）ロシア：レスキューチーム（１２０名、救助犬）
（６）ポーランド：レスキューチーム（３２名、救助犬７頭）
（７）オーストリア：オーストリア軍緊急援助ユニット（１２０名）等

以上

http://www.jica.go.jp/activities/jdrt/031230.html

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• Re: イラン地震　死者２万人超す [SANKEI WEB]＞イラン地震災害救済国際緊急援助隊医療チーム第１陣からの報告 Kotetu 2004/1/01 12:52:28 (0)

　

　

　

　

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