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(回答先: 姿消す最大の養殖コイ産地 霞ケ浦、近く全量処分 投稿者 TDK 日時 2004 年 1 月 14 日 16:42:17)
霞ケ浦・北浦 全養殖ゴイ業者が廃業方針 再開見通し立たず 2004年1月16日(金)
霞ケ浦や北浦の養殖ゴイがコイヘルペスウイルス(KHV)病に感染して大量死した問題で、全量処分を命令された五十八の全養殖業者は十五日までに、いけすの撤去費用や生活補償などの補償を条件に廃業する方針を決めた。養殖業者が加盟する各漁協の組合長らが近く、橋本昌知事に廃業の方針を報告するとともに、廃業補償を要望する。補償面で合意すれば、国内養殖ゴイの半分に当たる約五千dを出荷してきた一大産地が消滅する。
関係者によると、養殖業者は、天然ゴイにもKHV感染が確認され、湖全体の消毒は困難とみられることなどから、全量処分後も養殖再開の見通しは立たないと判断した。
養殖業者が加盟する七漁協のうち、六漁協が昨年末までに廃業する方針を決め、今月九日に、方針が決まっていなかった一漁協が同調した。
養殖業関係者の一人は「廃業以外に方法はないと思う。コイの値段も最盛期に比べ、かなり落ちている。霞ケ浦の漁業を見直す時期なのではないか」と話した。
漁協では、廃業後の生活補償や設備撤退費などを含め、いけす一面当たり約二百万円の廃業補償を要望する方向で調整している。橋本知事は霞ケ浦の水質改善事業の一環で廃業補償を盛り込めるかどうか、国と検討する方針を示している。
霞ケ浦・北浦で網いけすによるコイの養殖が始まったのは一九六四年。当時、栽培型漁業の流れから試験的に実施した。六九年、七〇年の「釣り堀」ブームに乗って、養殖業者は約百三十業者に増え、年間出荷量も八千六百七十d(八二年)に達するまで成長した。二〇〇一年の年間出荷量は五千百二十五d。
一方、持続的養殖生産確保法に基づく全量処分は処分場所が決まり次第、一月中にも始まる見通し。また、県は天然ゴイについて、KHV感染の有無を確認するため、四月以降も検査を続ける方針。