現在地 HOME > 掲示板 > 雑談専用6 > 626.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: グラバーが息子の名前に託した思いと息子の迷惑 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 12 月 24 日 10:43:27)
やっぱり来たね。すみちゃん。私もそう思っています。
そしてその思いは、以前すみちゃんが夏頃に書いた「強姦された女性の国生み」の話にも繋がるものです。
グラバーと日本を語る際に実は影の主人公となりうるのが、この内縁の奥さん(名前は忘れた。確かハナとかトメとかいったような名前だったと思います。)だと思います。
身体を張って日本を守ったのかもしれない。
駐在員の現地妻話の典型のような蝶々夫人の物語とは明確に切り離さなければならないことはまちがいない。
この女性のことは良く知らない(確か岩波新書か中公新書で出ていた)のですが、私が印象に残っているのは、この人の写真です。ただの不良外人のひ弱な愛人ではない。
明治の日本人の女としての威儀を漂わせて写っている姿は、現代の日本人にも何か訴えるものがある。
アーネストサトウが、2人の息子を日本の現地妻に産ませたあと、彼らを残して各国を転々とし、最後はイギリスの田舎で死んだ、という一生とは明確に異なる一生をグラバーに送らせた力を感じる〜というのはいいすぎかな。(ところで、グラバーの次はアーネストサトウに触れなければ片手落ちですね。)
倉場富三郎は、この母の眠るもとに帰ることを選んだのでしょう。
すみちゃん風にいえば、「長崎のグラバー邸の前に立っている蝶々夫人の銅像は、自分のやり方(戦い方)で日本をイギリスから守った名もない女性をひそかに慰霊する銅像かもしれない。」ってことになるのかな。