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(回答先: 「A+B定理」には目を疑ってしまった 投稿者 あっしら 日時 2003 年 11 月 18 日 03:01:41)
> みなさん、こんばんわ。
> 第二弾を書き込まずの横レス失礼します。
あっしらさん,おはようございます.
このスレはおそらく多重に分岐してバオバブの木のごとく生長しそうですが,私もちょこっと書いてみました.
> 不勉強なので「A+B定理」なるものの存在すら知りませんでしたが、「消費財の価格は、A(賃金、俸給、配当)の部分とB(原材料、利子費用、減価償却費など)の部分から成るが、購買力として労働者に支払われるのはAに過ぎず、AによってBを購入することはできない」という説明をする“学者”がいて、正統派経済学者も論議の対象にし、今日でもそれが取り上げられていることにびっくりしました。
もし,この定理の誤りがミクロとマクロを読み誤っているという点にあるとしたら,目を疑うばかりの
初歩的誤りということになってしまいます.内容的には事実そうではあるのですが,ダグラスの
真意はそこにはあらず,またケインズらもそのようには受け取っていなかったと思います.
(原論文を読んでないので憶測です.)
> (馬場さん、今でもなんらかの権威をもって語られている定理なんですか?)
ダグラスの経済学は完全に異端の系譜に属するもので,その継承者はここにいる我々しかいない
のではないかと思います.というか,ダグラスの本旨はまぎれもなくS=D等式理論であったはずです.
私は↓下でも書いてるように,あっしらさんがマルクスの剰余価値理論は誤っていると言われて
いることを含めて多少の批判を述べたいと思っているのですが,まだちょっと準備が整わず...
(ちゃめ爺さんじゃありませんが,もしかして十年後になるかもしれません.^^;)
> そのようにひらめいたというのなら理解できますが、妥当性の思考をすれば数分後には早とちりだったと反省するはずの考えです。
> 「A+B定理」が説明されている内容のものなら、経済学者と自称する人は、笑い飛ばして終わりにしなければならない代物の説明(定理)です。
上記.
> でも、竹中平蔵大臣が「A+B定理」をどのように解説するのか聞いてみたいもんですね。
ちょっとトイレに,じゃないでしょうか?
あの記事を読んでうらやましく感じたのは,アマチュア経済学者であるダグラス少佐の論を第一線
の経済学者たちが真剣に議論している風景です.我が国ではおよそ期待できません.