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(回答先: ごく子供のように聞きたいこと [ あっしらさんへ ] 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 11 月 13 日 12:58:14)
ナチス・ドイツの失敗により、民族主義というものが否定されました。
民族主義にかわる国際主義・グローバリズムというものが正しいことが、人類に印象付けられました。
ソビエト連邦の失敗により、計画経済・経済的平等といった理念が否定され、資本主義・機会の平等(金持ちや貧乏人になる自由)といった理念が肯定されるようになりました。
ポルポト支配のカンボジアでの失敗により、原始的農耕社会では人は生活できず、文明の恩恵なしでは人は生きていけないことが明らかになりました。
内戦後のカンボジアは、大量消費社会に飲み込まれつつあります。
以上の社会的実験の失敗により、人類は国際主義・グローバリズム・資本主義・大量消費社会を選択せざるを得なくなったのです。それが人類の幸福につながるものであると、信じさせられたのです。人は過去の失敗から学ぶものだからです。
すなわち、支配階層は、民族主義・計画経済・原始的農耕生活という実験を行い、それらの失敗を演出することで、それらとは反対の価値観に人類を誘導していった、と考えることが出来るのです。