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(回答先: ごく子供のように聞きたいこと [ あっしらさんへ ] 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 11 月 13 日 12:58:14)
お金がないと生きていけないような世の中になっている。
死ぬまで生きていけるだけのお金を手にしてもそれで満足する人はあまりいない。
増やせるもんならできるだけ沢山増やしたいと考えるのが大方の意見・考えだろう。
しかもその手段は楽であれば楽な方がいい。苦労せずに大金を稼ぎたい。
例えば事業経営。投資。金利取得。等々。できるだけ楽な方法で持ち金を減らさずに沢山増やしたい。
でもそれが中々難しい。大半の人は増やすどころか、持ち金を失う確立が高い。中には借金生活に陥る人も珍しい話ではない。
現在、日本ではどれくらいのお金があれば、一ヶ月間平均的な生活が可能であろうか。
例えば、資産なし、一人暮らし、ローン・借金なし、という人であれば、30万円くらいあれば多少の不自由はあっても生活は可能だと思う。
年間で360万円だ。
仮にこれから50年間生きていけると仮定した場合、物価の変動を考えなければ、1億8000万円あれば、働かずに死ぬまでお金に困らずに生きていけるということになる。まあ2億円あれば大丈夫だという計算になる。
うまくやりくりすれば結婚して子供が生まれてもやっていけるだろう。
2億円・・大金である。
会社勤めのサラリーマンではまず一生貯められる金額ではないだろう。
そんなごく普通のサラリーマンに税金の掛からない現金2億円を与えたらどうなるのだろう。
会社勤めを続けられる人はどれくらいいるのだろうか。
無駄遣いをしなければ一生食っていけるからと考え、その通りに実行できる人がどれくらいいるだろうか。
仮に、勤めるのはバカらしいからと考え、サラリーマン人生にピリオドを打ったとする。
この人の人生は果たして成功・安泰するもんなのだろうか。
もう働かなくても一ヶ月30万円前後の生活をすれば一生食っていけるのである。
家賃がつきに10万円掛かっていれば、年間120万円だから50年で6000万円になる。ならば6000万円のマンションなりの家を買うことも可能である。あとは毎月20万円で生活すればいいだけのことだ。
こんなことを計算してその通りに実行できる人はどれくらいいるのだろうか。
殆んどの人は、手を出さなくても生きていけるはずなのに、そのお金をどうにか増やそうと考え、何かに手を出すのではないだろうか。
そして失敗する・・・
お金を持つと、色んな誘惑に負けてしまう。
お金がなければ初めから諦めている誘惑なのに、大金を手にすると、その誘惑には中々勝てない。
そして、他人の目を余計に意識するようになる。見栄を張りたくなる。
一度見栄を張ってしまうと、もう後戻りはできない。そのためにはお金が必要になる。
楽をして稼ぎたいから、何も生産しないで稼ぐことを考える。
お金でお金を稼ぎたい。
もうこの辺から考えがおかしくなっている。もうこの人はお金という支配からは逃れられない。
ここから成功する人は一握りしかいないだろう。失敗すれば地獄が待っている。
お金でお金を稼ぐのは、個人では非常に難しいと思う。
何もしなければ50年間は食っていけるお金だったのに・・・きっとこの人の場合は、この2億円を手にしないほうが幸せだったと思う。
世の中にある、お金でお金を稼ぐ、という方法が、お金に支配される原因の一つだと思う。
銀行。証券会社。商品取引会社(先物)。為替取引業。証券取引所。商品取引所。金融業(金貸し)。ギャンブル。その他金利取得業。等々。
これらはこの世から無くなっても、さほど困るものではない。生きていくうえで無ければならないというものではない。
これらが全て無くなれば、お金というものからの支配が多少は無くなるのではないか?
お金ではお金を稼げない。そんな世の中になれば多少は住みやすい世界になるはずだ。
では、戦争はこれで無くなるのか?
・・・多分、これだけでは戦争は無くならない。
マルハナバチさん、お金って何なのでしょうか?
いつから人間はお金に支配されるようになったのでしょう。
お金のために人を殺す。お金がないから自殺する。お金のためならどんな仕事でも引き受ける。
お金を払えばどんなことでもやってくれる人がいる。お金を持てば安心する。お金を沢山持っている人が尊敬される。お金を持てば幸せになれると考える人が沢山いる。お金のために何でも売る人がいる。お金で何でも買おうとする人がいる。お金は命よりも大切だと考える人がいる。お金がこの世に存在しなければ殺人事件は殆んど無くなると考えられる。お金はいくらあってもマダマダいくらでもほしいと考える。お金を得れば誰かがお金を失っているのにそれを考えられない人が多すぎる。・・・こんなことを考えればきりがないほど沢山挙げられる。
何も生産をしなくてもサービス業ならいい。銀行だって預金者に金利を払うのではなくて預かり料を取って預かればいいのだ。金利取得の許されていることが世の中をおかしくしている原因の一つだ。
株主への配当だってそうだ。これも世の中をおかしくしている原因の一つだろう。
遺産相続もその一つだろう。
能力によって収入が違うというのは必要なことだと思う。でもそれが使い切れないほどの金額になりそれをそのまま相続させてはいけないと思う。これを許すから貧富の差が開く一方になる。
お金による支配とは誰が考え出したことなんだろう。
お金の増えつづける人たちが存在するのも事実だ。こういった財閥系の人たちは絶対にお金を手放さない。こいつらはお金を増やすためなら戦争でも何でもする。地球上の資源を国を使ってでも自分たちのものにしてそれをお金に変える。そのためには何でもありだ。
仮に自分がお金というものから解放されても、きっと自分の子供はお金にからは解放されないだろう。
マルハナバチさん、何か「件名」通りに子供っぽい考えを文章にしてしまいました。
私の思考力ではこんなことぐらいしか考えられませんでした。
難しい問題ですね。人間の欲望を上手に利用されているのかな?
疑問ばかり増えてしまいました。余計なレスだったかもしれません。すいませんでした。