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(回答先: ごく子供のように聞きたいこと [ あっしらさんへ ] 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 11 月 13 日 12:58:14)
マルハナバチさん、こんばんわ。
ロクでもない政治のことを考えていましたので、第一弾として簡単なレスをさせていただきます。
A1.お金の力と、お金の力を増やすようにお金を使う(嘘かも)知恵が生まれる“お金の仕組み”はどこから生まれるのですか。
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自分(家族)や仲間だけでは欲しいものを造り出せないことが「お金の力」の源泉です。
固く言えば、全社会的な協働関係ではなく、全社会的でありながら対立する分業関係のなかで人々が生きているからです。
(均等かどうかは別として分け合うのが協働で、余剰物の引渡しに代償を求めるのが社会的分業です)
「近代」では、90%もの人が自分(家族)だけでは何も生産できないという終末的状況で生活しています。(家庭菜園はできますが(笑))
これが、幻想であろうが神であろうがとにかくお金がなければ生きることさえできない条件を普遍化させ、「お金の力」を極限にまで高めている要因です。
こうなっているが故に、たんなる紙切れが偉大なる力を持つ貨幣になれる現実を生み出すまでに至っています。
大規模な生産手段を持つ支配層も、欲しいものをすべて生産しているわけではなく、当人としては欲しくはないものかもしれないものを生産・販売してお金に替えて、欲しいものを手に入れています。
お金の力と仕組みをよく知っている支配層は、何も生産しないで、金融取引を通じてひとが稼いだお金を掠め取ることで欲しいものを手に入れています。
そのような支配層の行動を不可思議に思わないのは、多くの人が、自分も少しでもお金を多く手に入れたいと思い行動しているからです。
(その前に、お金を手にしなければにっちもさっちもいかない条件に置かれています)
お金がなければ始まらないとみんながお金に価値を見出していれば、合法とされる金融取引でお金を掠め取ってもおかしいとは思わないどころか、それができる人を優秀で素晴らしいと錯誤しても不思議ではありません。
生きる上でもっとも価値がない物と活動に最高の価値にあるようになっているのは、世界規模で社会的分業が確立し、それが大規模産業で担われているために活動力を代償にお金を手に入れるしかない人が圧倒的多数派になっているからです。
このような現実であれば、手に入るお金が増えれば人々が元気になるのも理屈に合います
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A2.お金の力を増やすようにお金を使う知恵は、学問でとらえられているのですか。(それが嘘なら、嘘の学問ですが)
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自分が保有しているお金の力を増大させたいひとが「お金を力」を増すようお金をコントロールしたいという願望を叶えるためのものという意味でそのような学問はありますが、捉え切れているとは思っていません。
嘘半分本当半分の学問です。