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以下に、各学問分野における理論の構築課程、と学問と現実について書き下してみます。ご意見等あれば遠慮なくどうぞ。
〜各学問分野における理論の構築課程
物理学・物理化学(科学)
想像(哲学・思想・思考)→論理の構築→数学的構築→(構築者による)実証→(第三者による)さらなる検証→暫定的成立
化学(科学)
現実→想像(哲学・思想・思考)→実証→さらなる検証
社会学・医学・生物学など物理学だけではフォローしきれない学問(派生科学)
現実→想像(哲学・思想・思考)→論理の構築(→数学的構築)→実証→さらなる検証
数学自体の発展・構築・拡充研究
想像(哲学・思想・思考)→数学的構築→実証→さらなる検証
工学や科学の各応用分野
現実・理想→想像(哲学・思想・思考)→論理の構築→科学的構築→実証→さらなる検証
人文学
現実・理想→想像(哲学・思想・思考)→実証→さらなる検証
〜学問と現実
まず、現実を想像力を持ってしっかり認識し、その上で、(学問的)検証・分析を行うべきでしょう。以上の通り学問とは、所詮経験知でしかない故、自らの理念とするのではなく、あくまで検証手段として用いるべきと思います。
*以下、ただ単に「学問」という場合実証された経験知の意で用います。)
・(良い例)現実を現実的に解釈し、未来予測する際の思考課程
現実→想像(哲学・思想・思考)→(学問的)検証・分析→未来予測
*(学問的)検証・分析が不足すると、理念主義に陥ります。
・(論外)現実を、現実認識が不足している中で、(または学問の範疇外である事象を)むりやり学問的に解釈したふりをし、不完全な未来予測する際の思考課程
・(危険な例1)学問が把握しきれない事象を、むりやり学問的事象に当てはめ、不完全な未来予測する際の思考課程(エセ科学)
現実→無理矢理、学問に適応させ解釈→分析→不完全な未来予測
・(危険な例2)現在は正しいとされているものの実は間違えている理論でもって、現実を解釈し、不完全な未来予測する際の思考課程(理念主義)
現実→実は間違えている学問理論で解釈→分析→不完全な未来予測
*この場合、学問理論体系自体が理念としての役割をもち、客観的な役割が放棄されています。
・(危険な例2)学問が把握しきれない事象を、むりやり学問的に解釈し、不完全な未来予測する際の思考課程(理念主義)
現実→学問的に解釈→分析→不完全な未来予測
・・・学問も哲学的想像力も元をたどれば、ともに人間に依存しているのです。完全ではありません。
〜理念主義とは
・現実を理念に照らして解釈し、未来予測する際の思考課程(理念主義)
現実→理念に照らして解釈→(客観的)検証・分析不足→不完全な未来予測