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(回答先: Re: お待ちしておりました。 投稿者 英治 日時 2003 年 11 月 01 日 08:35:47)
横から失礼いたします、お茶を汲みましょう。
>私はそもそもオカルトというのは大嫌いなんですが,同時に自分の中にもある種の神秘主義志向
>のようなものがあって,いずれ取り組むしかないような気がしています.
英治さんは、十分に神秘主義的な境域から思考をつむぎ出されていると感じておりました。その質は清潔にして簡潔そして美しさを持っていると想います。
化学者ケクレがベンゼン環の着想を得たとき、ウロボロスの象徴的ヴィジョンがあったそうですが、あれは西方のちょっとねじくれた象徴体系による表出と想っています。
はっきり言うと表現がおどろおどろしくて醜い。
日本人の最良の神秘性は、魑魅魍魎の百鬼夜行とか陰陽師の類にあるのではなく、画家長谷川等伯の書いた松柏図屏風のようなものかと想っています。そうですね、村上華岳も良いですね。
英治さんの場合、それらに連なる伝統を感じます。
多分に、この世界を去る前に『それ』をどうしても知っておきたいという切願が英治さんを捉えるのではないでしょうか。
その時に、普通の世界にあるものは無価値とて擲ってしまう方だろうと感じています。
宮本武蔵が、晩年岩窟にこもって五輪書を書こうとしたように、ついには邪魔されない場にこもって…。そうなったらもう仕方がない、そういう方でしょう。
そういう人は良寛、鴨長明…いっぱい居た。
アルファンドさんは大丈夫だと想っています、別の次元で新しい彷徨をされているかもしれませんけれど彼にはまだ時間がある。
ここは…不思議な男女の集まる四辻。
さ、英治さん、エンセンさん、お茶をもう一杯いかが。
では、そろそろ…