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アメリカの医学事情に疑問を 安全を確認されないまま行なわれる治療とは?
http://www.asyura2.com/0311/health7/msg/793.html
投稿者 寅蔵 日時 2004 年 1 月 30 日 02:21:57:8X/teMCB5Xc.E
 

安全が確認されているはずなのになぜ「安全が確認されないまま」と言えるのか?

今回、シジミさんの投稿記事の中に

・安全が確認されないまま医療現場に浸透する「有効な治療法」
http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20020729308.html

という紹介がありちょっと読んでみました。情報ありがとうございます。


下記の【 】内はその中の一部引用記事です。
それに対して言いたい放題を下に書いたのが私の笑論ですが、こんな考え方をする者も居
るという程度で受け止めてください。世の中広いですから変わり者の意見も雑多です。
それにこれは米国の医学事情ですのでこの日本とは違い、気軽に意見を書けそうだからで
す。


 【効果がなかったり、さらに悪いことには、害を及ぼす恐れがある治療や薬物、それに
外科手術までもが、どうして医療の現場に深く浸透するのだろう?】

それは「医学信仰」に基づくものだからでしょう。
信仰というとおかしな言い方ですが、医学という学理を信じているのは医師ばかりでなく、
患者側にもあるからです。
その信仰とは簡単に言えば「医学こそ人類の最高の知恵から生み出されたもの」だという
認識があるからです。そして、薬にしてもそれは公的機関で「認可された」ものであり、
「認可されたものだから安心」というのが使う理由です。手術にしても、それを医学の勉
強で習うことであり、教えられたことを忠実に守るだけのことです。

当たり前のことですが、医学に忠実な故にそうやるだけのことなのです。

しかし、結果として害を及ぼしてしまうというのですから、問題は別のところにあると考
える処にこの記事の深い意味がありそうです。

これはもう、人的なミスとか個々の医師の腕の善し悪しなどを超えた根本的な問題なので
す。
そしてそれを信じて求める患者も居るということです。
「安全を確認されないまま」というのも変です。「安全だから認可された」薬であり、処
方する医師も認可された者です。すでにどちらも確認され済みで、しかも国家が太鼓判を
押しているのです。
それゆえに医師法とか薬事法でしっかり守られているのでしょう。それ以外は安全でない
という理由で。

 【利潤を追求する製薬業界に責任を負わせるのは簡単だ。一方で製薬業界は、米食品医
薬品局(FDA)から薬物認可を受けるのは費用と時間がかかると反発する。】

利潤を追求するのはどこの企業でも同じですが、安全な薬剤を提供するのが本使命という
ことになります。しかし、それを認可した時点で責任はもう企業でなく、認可した薬品局
の責任でしょう。別に製薬企業に肩を持った意見でないのですが。
これは当たり前の話です。もしも製薬企業が安全を誤魔化してもそれを認可する検査力が
ないなら薬品局は無能であり、そうならばどの薬も危ないということになります。
薬の安全を正しく評価出来ない関所などとしたらどれも信用できなくなります。
また、薬剤企業にしても開発研究の担当は薬剤の専門家でしょう。
この薬剤の専門家が信用できない者だとしたら、その製薬企業はもう致命的な欠陥きぎょ
うです。

 【だが、それだけではないとダース氏は言う。医師も患者も製薬会社も皆、有効な治療
法を求めているのだ。そして、効果が期待できそうなあらゆる治療法に関して、三者とも
に事例証拠をもとに楽観視し、その楽観が広まっていく。】


楽観と言うのは言い方ですが、患者の方はまさに楽観してすべてを専門家に任せているの
です。そうでなければどの医師にかかっても、どの薬についても安心できないのですから。
そのために認可された医師と薬を選ぶわけです。
患者は信じ切っているから専門家にすべてを任すのです。

また医学の方でも患者に対して「認可されていない怪しい民間治療に頼るととんでもない
ことになる」と忠告してくれる訳です。
では、専門側の方はただ何となく理由もなく「楽観」しているかと言うと、そう言うこと
はあり得ないはずです。
それが一生懸命医学を学び、薬学と治療の連携がとれてこそ医学専門家として認めら免許
を受けているのですから。
しかし、「それでも有害な結果が医療の奥深くまで浸透する」という記事です。これに対
して日本ではこういう現実があるのかどうかは知りませんが、

「薬で病気は治らない」の著者 某医学博士も書いているように、皆が医学を「チルチル
ミチルの幸せの青い鳥と思っている」と書いています。そしてそれが淡い夢だとも気が付
かないと。そう思い込んでいるのが患者なのか医学を学んだ医師なのかは想像ですが、ど
うもこれは双方ともにあるのかも知れません。

医学が長年気づいてきた実績と思われるものが今崩れ始めているのは、実は重大な欠陥が
始めからあったのでしょう。これは医師だけの責任とか製薬会社の責任だけでなく、人類
が共同で信じて行なってきた責任があるのです。こういう私自身もつい最近までは同じ医
学信仰者でした。
一代や二代で築かれた医学ではないのです。人類がまとまって信じて進歩させてきた医学
の頂点が現代医学なのでしょうから。お互いに持ちつ持たれつで来たものです。


 【ニューヨーク・タイムズ紙には次のような解説があった。「このがっかりさせられる
歴史物語は、われわれを神妙にさせる教訓を与えてくれる。製薬業界の積極的なマーケティ
ングと、患者や医師の側の医学の奇跡への渇望とが、科学的なデータによって有効性が証
明されている適用範囲を超えた薬物の使用を促すことがある、という教訓だ」】
 
以上のことについて、実はその「適用範囲を超えた薬物の使用」というところに曖昧さが
あると思います。
では、適用範囲を超えた薬物の使用をしているのかどうか?
認可された医師たちが日常的にそんな危ない行為をしているのでしょうか?
それこそ免許を持った医師をどう信じてよいのか患者は途方にくれてしまいます。

 【「研究で裏づけられていない症例に対して薬が処方されるケースが多いことも、問題
を難しくしている要素のひとつだ」と語るのは、ミネソタ大学生命倫理センターのジェフ
リー・カーン所長。
 これは「適応外」の処方と呼ばれる。要するに、医師は、効果があるかもしれないと思
える場合には、どんな患者に対しても、FDAが認可したどんな薬物でも処方できるという
ことだ。
 カーン所長の意見では、患者は、処方された薬が、自分が患っている病気に対して認可
されたものかどうか、といったことを質問すべきだという。】


これはいわゆる日本で言われる「医師の自由裁量」ということでしょうか。
アメリカでもやはり同じ様な権利を持たされているようです。
しかしそれも認可を受けた医師の権威であり、処方する薬も一応安全を確認された薬とい
うのでしょうから、そこに問題が起こるのはおかしい・・と患者側は思うでしょう。


さらに「患者は自分に使われる薬が認可されたものかどうか疑問を持つべきで、それを質
問する必要がある」などと言われるのも心外でしょう。

はじめから信用してかかっているお医者さんに対して、いちいち「それはもしかしたら認
可されていない薬ではないですか?」などと突っ込めますか?
それにFDAが認可したものならどんな薬でも使えるのが医師の特権であり、自由裁量なの
ですから、それに対して患者から「その薬はこういう意味で使ってはならないものだ」と
か言えるほど薬について知っているはずもなく、言える立場でもないでしょう。
無許可の薬なら話は違いますが、もしそうなら、それを使った医師は処罰されるはずです。

こうして見ると誰もがおかしいなと思いつつ、ではどこで誰が間違っているのだろう?と
考えてもよく解らないのでは。
すべては医学の常識の範囲内で行なわれているのです。

でも、「じゃあどうすれば安全な処方を受けられ、被害を受けずに済むのだ?」となりそ
うです。

上記の引用記事はアメリカのものですから、ちょうど良く解説してくれた医学博士が居た
ものです。もう昔の本になりますが、今の方がちょうどよく解りやすい時期かも知れませ
ん。
これは日本に当てはまるとは思いませんが・・・参考になるかも知れません。


医者が患者をだますとき/Robert S. Mendelsohn
(原題:Confessions of a Medical Heretic)/弓場隆 訳、草思社
ちょっと抜粋のHPは下記から

http://www5.ocn.ne.jp/~kmatsu/ishagadamasu/00mokuji.htm


最後に

私の独善的かつ我田引水都合文で最後を飾って終わります。

長い間続いてきた医学の進歩は実は本当の治療法では無かったようだ。
最初にボタンの掛け違いをしてしまい、それがいよいよ最後のボタンをかけようとしてい
る大詰めに近づいたようなのだが、ようやく「ボタンの収まりがつかない」ことに気がつ
き始めたようだ。

しかしこれは医学という学問の基本に欠陥があったためで、個々の医師の誤りとかの問題
ではなさそうだ。
ここで医師も患者も改めて病気の本態を考える時がやってきたのだろう。

今までの医学の対症治療は「今までの時期にはそれでも有効だった」が、「これからの時
期には間に合わない」ようだ。

時期にあった治療法というものを探る時期に入ったのだろう。今まではたいへんご苦労様
でした。その時期にあった功績を称え、そして、これからは新世紀に合った医学と治療法
を知るのが解決への道となるだろう。
アメリカの現職の医師たちよ、もうひとつの道を見つけなさい。
(と、言ってもここを読むかどうかは知らないが・・)


わが日本国ではもうすでに予測されていたことなのだ。(七十年以上も前か?)
だから研究するというより、調べるだけでよいように準備されている。
その中でも千島理論も重要な準備となっていたようだ。
この日本国にはまた他にも「それ」があるようだ。

というわけでわけのわからない文を誰か米国の医師たちに翻訳してくれないだろうか?

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