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花粉症と慢性便秘症を同時に治療できる薬効成分開発
(日本工業新聞 2004/1/16)
http://www.jij.co.jp/news/bio/art-20040115185912-LTRPCXUZYB.nwc
埼玉医科大学短期大学の和合治久教授と日本アレルギー応用研究所(埼玉県狭山市)の研究グループは15日、花粉症と慢性便秘症を同時に治療できる薬効成分を開発したと発表した。新しい薬効成分は、数種類の野菜の抽出成分と乳酸菌を配合したもので、ボランティアによる試験では、花粉症で80%以上、慢性便秘症では90%以上に改善効果を確認したという。今後、医薬品メーカーと提携し、治療薬として商品化を進める計画だ。
新しい薬効成分による治療は、体質改善による方法。従来、花粉症、慢性便秘症は、症状を緩和する対処療法が主体だった。研究グループは、開発した薬効成分は、食品として扱えることから副作用の心配はないとしている。治療薬としての適用に加え、食品に配合し、栄養機能食品とすることも視野に入れている。
ボランティアによる試験は、5年間実施。花粉症の場合、3カ月間の摂取で、80%以上に改善効果が表れた。慢性便秘症では、摂取後2週間以内に90%以上に改善効果が出た。国内には花粉症患者が約1500万人、慢性便秘症患者は約2000万人いると推定されており、患者数は増加傾向にある。この患者に対し、効果的な症状改善手法は確立されておらず、今回の薬効成分に集まる期待度は大きい。