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(回答先: 日銀総裁:円高が景気下振れリスクになりかねず−政策運営に注意 [ブル−ムバーグ] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 1 月 20 日 18:52:50)
日銀、追加緩和を決定 当預残30兆−35兆円へ
http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2004jan/20/CN2004012001001623A2Z10.html
日銀は20日の政策委員会・金融政策決定会合で、量的緩和の目安である日銀当座預金残高の目標「27兆―32兆円程度」を「30兆―35兆円程度」に引き上げることを、賛成多数で決めた。日銀の金融政策の変更は昨年10月10日以来。残高目標の上限だけでなく下限も引き上げた追加緩和は、昨年5月20日以来となる。急激な円高が日本経済の先行きに冷や水を浴びせかねないことを懸念し、予防的な緩和を決めた。
政府・日銀は今年に入って既に6兆円を上回る規模の円売り介入を実施しており、追加緩和で円高阻止に向けた強い姿勢を示す狙いもあるとみられる。
金融緩和は一般的に、金利差が生まれることで他国通貨に対し円安を招くとされているが、市場ではこれ以上、当座預金残高を積み上げても円安効果は薄いとの見方が強く、円高に歯止めがかかるかは不透明だ。
日銀は「景気は緩やかに回復」と判断しているが、円相場は先週、3年4カ月ぶりに一時1ドル=105円台に突入するなど急騰している。
▽資産担保証券の購入拡大
日銀は20日の政策委員会・金融政策決定会合で、企業の資金繰りを円滑化する資産担保証券の買い入れ基準を緩和することを全員一致で決めた。
具体的には(1)裏付け資産に占める中小企業の比率規制を緩和(2)複数機関からの取得を義務付けていた格付けを、一つの機関でも認める(3)裏付けとなる貸付債権を「正常先」に限定していた要件を廃止−など4項目。20日から即日実施する。
資産担保証券は、企業の売掛債権や金融機関の貸出債権などを集めて証券化し、それを裏付けにお金を調達する仕組み。日銀は昨年7月から、証券化市場の活性化や金融の目詰まり解消を目指し当面、1兆円を限度に買い入れを開始した。
ただ買い入れ基準が厳しいことなどから、現在までの買い入れ実績が3000億円程度にとどまっており、買い入れ基準を緩和することで購入の促進を狙う。
▽政策決定会合のポイント
日銀の金融政策決定会合のポイントは次の通り。
一、金融緩和の一段の強化を賛成多数で決定。
一、当座預金の目標残高を現行の27−32兆円程度から、30−35兆円程度に引き上げ。
一、金融緩和はデフレ克服に向けた日銀の政策姿勢をあらためて明確にするため。
一、資産担保証券の買い入れ基準緩和を全員一致で決定。