現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産32 > 756.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 足銀決算の判断、金融庁で変更 [日本経済新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 1 月 15 日 16:00:05)
参院財政金融委員会は15日、閉会中審査を開き、経営破たんし一時国有化された足利銀行(宇都宮市)に関する参考人質疑を行った。参考人の奥山章雄・日本公認会計士協会会長は、金融庁の検査と監査法人の監査結果に大きな違いがあることは問題だとして、協会内に実態を調査するチームを設置することを明らかにした。調査結果をもとにして対応策をまとめて、04年3月期決算の監査に反映させる意向を示した。
足銀は、監査法人が「適正」と認めた03年3月期決算では自己資本比率は4.5%だったが、金融庁が11月、検査で債務超過と認定した際の比率はマイナス0.7%だった。奥山会長は「検査と監査の違いは、どこの銀行でもある。自己資本比率が数%落ちる危険性もある」と答え、同様のケースが今後も起こりうるとの認識を示した。
同協会の調査チームは、金融庁、銀行、監査法人から聞き取り調査を行い、検査と監査の結果に大きな違いが出る原因や解決策を調べる。
奥山会長は、将来の税金の還付を前提にして自己資本に組み込んだ繰り延べ税金資産が問題となった足銀やりそなグループへの監査について、「監査法人はノイローゼになるぐらい苦労した。繰り延べ税金資産に対する判断によって銀行が追い込まれるのは監査法人にとっても不幸なことだ」と訴えた。
一方、前日の衆院に続き参考人招致された日向野善明・元足銀頭取は、繰り延べ税金資産の計上を全額否定されたことについて、監査法人を相手取って訴訟を検討したことを明らかにした。元頭取らが弁護士に相談したところ「監査契約に基づいた説明義務を果たさなかった責任がある」との回答を得て、金融庁に提訴を打診した。しかし、同庁が「訴訟は新経営陣に任せるべき」との意向を示したため「やむを得ず引き下がった」と訴訟を見送った経緯を明らかにした。【古田信二、瀬尾忠義】
[毎日新聞1月15日] ( 2004-01-15-19:26 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/keizai/20040116k0000m020038000c.html