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政府・日銀は10日、外国為替市場で大規模な円売り・ドル買いの市場介入を実施した。急激な円高が輸出企業に打撃を与え、景気回復に水を差しかねないと判断したもようだ。介入規模は1兆円に達した可能性もある。介入を受け円相場は107円台半ばから108円台後半まで急落したが、海外市場では再び円高圧力が強まっている。
小泉純一郎首相は同日夕に開いた経済財政諮問会議で為替相場について説明を求めた。谷垣禎一財務相らは介入の実施と相場動向を報告したとみられる。
市場関係者によると、介入の規模は数千億円から1兆円に達した。こうした大規模な介入は1兆円程度の円売りを実施した11月19日以来。株式市場で円高を材料に輸出関連株が売られる展開が続いたため、介入で円高・株安の悪循環を断つことを狙ったとみられる。
円相場は前日の海外市場で一時、2000年9月以来の円高水準となる1ドル=106円74銭まで上昇した。10日の東京市場でも107円突破をうかがう展開が続いたが、政府・日銀の集中的な円売り介入で終値は前日より1円44銭円安・ドル高の108円61銭だった。 (21:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20031210AT1F1001N10122003.html