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(回答先: コイヘルペス問題で業者「移動禁止は廃業宣告」 知事「要望に沿い努力」(毎日新聞) 投稿者 エンセン 日時 2003 年 12 月 03 日 01:41:47)
<茨城県>養殖コイ、全量処分へ 霞ケ浦と北浦
茨城県の霞ケ浦と北浦でコイヘルペスウイルス病(KHV)に感染したコイが大量死した問題で、霞ケ浦町漁協などに所属する全養鯉(ようり)業者は、県が両湖で養殖されているすべてのコイを実勢価格で買い上げることなどを条件に、コイの全量処分を求める県の提案を受け入れる方針を決めた。買い上げ額などをめぐり、県との交渉が難航する可能性があるが、全量処分が決まれば数年間は養殖ができなくなり、国内の食用コイの約半分を出荷してきた全国一の産地が一時的に姿を消すことになる。
持続的養殖生産確保法によると、知事は養殖水産物の特定疾病のまん延を防ぐため、養殖水産物の焼却または埋却を命じることができる。県は全養鯉業者に対し、コイの移動禁止命令を出すとともに、コイの処分を求めて補償を提示していた。
霞ケ浦と北浦の業者約60人は3日、玉造町で全体会議を開き、県の提案を検討した。(1)いけす内のコイすべてを買い上げる(2)実勢価格(成魚は1キロ当たり250〜300円、幼魚・稚魚は1キロ当たり400〜500円)での買い上げ――などを条件に県の提案を受け入れることで一致した。
だが、同法の特定疾病等対策ガイドラインは、補償対象を稚魚と幼魚に限り、補償額も実勢価格の10分の1などとしている。養鯉業者側とは大きな開きがあるほか、業者内には「補償額次第では方針を転換する」との声もある。
霞ケ浦、北浦のコイ出荷量は01年で約5000トン。稚魚を含めたすべてのコイが処分されると、新たに稚魚から育てなくてはならなくなるほか、ウイルスがなくなったことが確認されるまで、少なくとも2〜3年間は養殖ができなくなる。養鯉業者の一人は「不満はあるが、収入の道を断たれている以上、相当の値段で買い上げてもらうしか方法がない」と話している。【高野聡、須田桃子】(毎日新聞)
[12月5日3時17分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031205-00000149-mai-soci