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悪材料噴出でも大幅高(1)金融行政に透明度増す
1日の東京株式市場は一時日経平均が200円近く下げた後、急反発し、結局302円の大幅高で引けた。とにかく週末には色々な悪材料が表面化した。足利銀行が破綻処理となり一時国有化された。イラクにおいて日本人外交官が殺害された。そしてH2Aロケットの打ち上げ失敗も科学技術国日本の衰退を象徴する出来事として重なった。悪材料が噴出するにもかかわらず株価は大幅高で引け、結果的に東京市場の底堅さが確認された。
悪材料を検証してみよう。まず足利銀行の一時国有化。前週末の段階では、足利銀行が旧日本長期信用銀行型の破綻処理・一時国有化となるのか、りそなHD型で既存株式はそのままで公的資金の資本注入による再建となるのか、どちらになるのか読み切れなかった。足利銀行は3月期末は債務超過であってもその後の株価回復などによって9月中間期末には債務超過を解消していて、りそなHD型の再建方式に入り、マイルドな金融行政路線が継続されるとの見方もあった。しかし、中間期末も債務超過状態にあり、破綻処理が行われる。今回の破綻処理は政策転換を予感させるとして朝方は銀行株中心にろうばい売りが広がった。しかし「債務超過ならば破綻処理、資本が残れば既存株式はそのままに公的資金を注入する」との金融行政が確認されたことで、政策遂行面に透明度が増したとの見方が徐々に広がった。金融改革への政府の強い意思を前向きに評価する展開に入ったと言える。(S.K)(ラジオたんぱ)
[12月1日16時34分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031201-00000101-rtp-biz
悪材料噴出でも大幅高(2)足銀と大手銀株は無関係
1日の東京市場では、市場全体が冷静さを取り戻すにつれ「足利銀行が破綻したとしても、不良債権処理のピーク越えを示す決算を発表している大手銀行の内容とは無関係」(大和総研投資戦略部の浜口政己氏)との認識が広がった。実際、足利銀行の破綻を受けて大手銀行の株安が進むとの考え方は、冷静に考えれば論理的ではない。無理矢理、足利銀破綻と大手銀行株安をリンクさせるならば、破綻して一時国有化された足利銀行が、現在の新生銀行のように不良再建を切り離して優良銀行に変わって大手銀行のビジネスフィールドを侵食する、という壮大なシナリオを描いて説明しなければならない。
ろうばい売り一巡後、なかなか下がらない株式市場を見て、ヘッジ売りを入れた向きが買い戻しに動いた。悪材料が出たにもかかわらず、強い動きを示す株価を見て「予想外に地合いは強い」との認識が広がり、全体の上昇幅が拡大した。(S.K)(ラジオたんぱ)
[12月1日16時34分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031201-00000102-rtp-biz
悪材料噴出でも大幅高(4)テロの恐怖容易に拭えず
悪材料が噴出する中で日経平均が302円高で引けた1日の東京市場は、ひとまず日米の良好なファンダメンタルズが足利銀行ショックを吸収する動きを示した。足利銀行破綻は「全体相場にとっては一過性の悪材料」(同)と認識して良さそうな本日の株価動向となったが、イラク情勢・自衛隊派遣問題・テロの脅威等の問題は今後の市場に引続き暗い影を落としそうだ。「遠い国の戦争」が世界各国に遍在しているテロリズムを経て、じわじわと日本に接近してくる恐怖感は容易には拭えない。(S.K)(ラジオたんぱ)
[12月1日16時34分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031201-00000104-rtp-biz
悪材料噴出でも大幅高(3)が見つかりませんでしたので(1)(2)(4)となっています。