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大手銀行は25日、2003年9月中間決算を発表した。株価上昇などを追い風に、りそなを除く6行・グループはそろって連結で最終黒字を確保。合計の最終利益は9440億円(前年同期は247億円)と大幅増を達成した。通期でも前期の巨額赤字から各グループとも最終黒字に転換する。不良債権の貸出金に対する比率も七グループ平均で6.5%と前3月期に比べ0.7ポイント下がった。金融再生プログラムの柱である2005年3月末までの不良債権処理が視野に入ってきた。
中間期は本業のもうけを示す業務純益が七グループの合計で約2兆円と前年同期とほぼ並んだ。債券売買益など市場関連部門は堅調だが、最大の収益源である貸出金業務は残高の減少に歯止めがかからず、利ザヤ収入が低迷した。これまで収益の圧迫要因となっていた株式関係損益は、株高の影響で2002年9月中間期の全グループ赤字から今中間期は黒字に転じた。前年同期に600億円を超える同損失を計上したみずほグループでは、売却益などで今中間期に1000億円近い利益を計上。りそなを除いた不良債権処理損失は6000億円と前年同期の1兆円を下回った。 (07:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20031126AT1F2501M25112003.html