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(回答先: 道徳によって維持された市場制度こそ国力の基礎である [中国経済新論]【中国的市場原理主義論】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 11 月 19 日 21:42:25)
二論文とも読みました。
これでは中国は、国のうちに壊滅的に衰退と自然破壊を強制された周縁部と、さらにエゴイスチックな血族縁故主義による集約
された階層的格差が進行してしまうだけなのではないか。(筆者の血族はその内側に属しているのでしょうか)
パールバックが「大地」を書いた時代の大地主を、産業資本家に取り替えた世界。自らの文化の、血族縁故以外に冷血な性格を
忘れ、自然に対する調和的配慮の知恵が薄い文化である自覚が無いまま。(北京回りの地方は昔森林だったがすべてをむしり
とって「文化」の領域に変え続けたのが現在のあの風景)
中国の田園は美しく、文化の醸成された深さ、豊穣さは尊敬に値する。しかし、その中国の核心にいる老練の学者が語ることは
一体に中国のためになっているのだろうか。「道徳」?。道とは秩序の生成し続ける過程、それを養い育むのが徳ではなかったか。
いったいどこからそれが生まれてくるのですか、源は何ですか。
私からすると、むしろ主張されている道徳を破壊する方向へと、錯誤したまま行こうとしているように見える。
中国の醜さへの嫌悪と、中国の練れた深さへの敬愛に引き裂かれながら隣人を心配する、無知の火に焼かれる船の国から。