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(回答先: 東証不安100円割れ60社…外国人、個人逃げ出す イラク、テロ、円高… ZAKZAK 投稿者 小耳 日時 2003 年 11 月 18 日 20:55:29)
[話題]下げ止まらぬ新興市場、株式分割に伴う新株発行が需給懸念に
http://charge.biz.yahoo.co.jp/vip/news/rtr/031118/031118_mbiz1947450.html
[東京 18日 ロイター] ジャスダック、東証マザーズなど新興市場の株価が下げ止まらない。個人投資家や投信の換金売りが続いているためだが、根底には9月末割当ての株式分割に伴う新株発行が需給懸念としてくすぶっている。
空前の分割ラッシュとなった9月末割当の新株発行が20日前後に集中する。今回は1対5や1対3の大型分割が多いことに加え、ヤフー<4689>、ワコム<6727>など社数も40社を数える。市場からは、「大量の新株が流通すれば一時的な需給悪は避けられない 」(米系証券ファンドマネージャー)と危惧する声が聞かれる。
分割新株が需給悪を引き起こす背景には制度上の問題がある。9月末割当の株式分割の場合、9月25日が権利落ちとなり、株価も同時に理論値近辺までの調整を済ませている。1対2の分割なら株価は2分の1、1対3なら株価は3分の1が理論値になる。
しかし、株価が調整したにも関わらず、実際の分割新株発行は、11月20日前後まで待たなければならない。このため、分割幅が大きい銘柄ほど新株発行までの間、流通時価総額が減少し、値段が飛びやすくなる。逆に新株が流通すると需給が悪化し、値崩れしやすい傾向がある。発行日取引(新株が発行された後に決済することを約束して、実在しない新株を売買する取引)などの制度もあるが、十分機能していないの実状だ。
極端な例が9月30日付けで1対21の株式分割を行ったインボイス<9448>だ。権利落ち日となった9月25日に株価は4万9150円でスタートしたが、その後は品薄状態から連日ストップ高となり、10月7日に高値18万7000円を付けた。2週間足らずで3.8倍に急騰したことになる。同社の分割新株が交付されるのは11月19日。「株価は需給懸念から、ここ数日下げ足を速めているが、実際に株券が交付された後の動きが 気になる」(準大手証券情報担当者)という。
最近のIT関連株の急落過程でも分割の権利を取った株主は、新株を売却できずにいた。
株式分割を行うのは、新興市場や上場後まもない企業が多く、もともと流動性が低い。市 場では、「新興市場では信用売りによるヘッジができない。市場自体も未熟と言わざるを 得ない」(丸和証券・小林治重調査情報部長)との指摘や、「新株流通に伴う需給悪が新 興市場の株価下落を加速させる可能性もある」(準大手証券情報担当者)との声が聞かれ る一方で、「短期的な需給波乱で下げた局面は絶好の買い場になる」(大手証券トレーデ ィング部)と強気の見方もあった。
20日前後に新株が発行される主な銘柄は以下の通り。
分割比率 新株発行日
インターニックス<2657> 1:2 11月19日
ゲオ<2681> 1:2 11月20日
あみやき亭<2753> 1:3 11月20日
フィールズ<2767> 1:5 11月20日
ドワンゴ<3715> 1:3 11月20日
イーピーエス<4282> 1:3 11月20日
セプテーニ<4293> 1:2 11月20日
ネクシィーズ<4346> 1:5 11月20日
ヤフー<4689> 1:2 11月20日
フルキャスト<4848> 1:3 11月20日
ワコム<6727> 1:5 11月20日
アパマンショップ<8889> 1:2 11月20日
インボイス<9448> 1:21 11月19日
(河口 浩一記者 ロイターメッセージング:koichi.kawaguchi.reuters.com@reuters.
net E-mail:koichi.kawaguchi@reuters.com 03-3432-9991)