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(回答先: 「解任、このままにはできぬ」道路公団・藤井前総裁語る [朝日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 11 月 07 日 18:46:49)
――総裁解任についての現時点での感想は
「私は建設省のころから『デストロイヤー』と言われ、改革をやってきた。道路公団の改革もずっとやってきた。8月には改革本部を設けた。小泉首相の公団民営化にも大賛成だ。財務諸表問題が大きくなったのは、内容を見るのでなく、大きくすべきでないテーマが大きくなっただけ。私自身の改革派のイメージが隠れて、そうでないイメージが前に出た。改革の取り組みが理解されず、寂しいと同時に、いろんな思いがある」
「我々はたまたまAという区間を割り当てられた駅伝の選手。政治家は自分が一番だと名を欲するマラソンの選手。駅伝では走り終わったら次にたすきを渡す。これまで、いろんな人が改革に参加してくれた。そういう人たちの名誉と気概は守られなければならない。地位にこだわるつもりは全くないが、解任の理由には問題がある。断腸の思いで出した結論だから、気持ちはサバサバしている」
――解任は選挙目当てのパフォーマンスとの見方もある
「世間は政治問題と結びつけているが、これは行政の中立性の問題だ。私は政治に口を出すつもりは全くないし、政治と行政は一線を画すべきだ。納得できないことでやられるのは先例になるから、きちっと対応せざるを得ない」
――今後の法的措置の予定は
「一言で言うと、政治的に、また、社会的に誤解されないような形を取る。今後の先例にならないようにきちっと対応する」
――一部の報道で、政治家などからの様々な圧力に触れているが
「真綿で絞められるような圧力がある。直接ではなく、いろいろな形をとってかかってくる」
――一昨年12月に公団が島根県の山陰自動車道の仏経山トンネルなど13件の発注を延期した問題に関する青木幹雄・自民党参院幹事長からの電話のようなケースは珍しいのか
「寝耳に水だった。いきなり私が怒られた」
――相当きつい口調だったのか
「やっぱり、迫力あるわな」
――結局発注したのは青木氏が怒ったからか
「すでに公告しており、資金のめどがたったので、13件すべて発注した。それをどう取るかは受け取る方の問題。ここに恣意(しい)があったら、道路公団に信頼が戻らない」
――片桐幸雄・前四国支社副支社長の人事をめぐる飯島勲・首相秘書官とのやりとりは
「動かすなということを言っていた。なぜ、そんな細かいことを知っているのか驚いた」
――別納制度を廃止したが、圧力はなかったか
「今までも改善したいと思った人はいたが、できなかった。私も総裁になってから知ったが、みんな、怖いからやらなかったと聞いた」
――暴力団や政治家の圧力もあったのか
「いずれも否定できないし、いずれも肯定できない。別納制度を利用する組合を調べるだけで反発もある。調べること自体が勇気がいることだった」
――藤井さんは政治の圧力を跳ね返してきたということか
「跳ね返してきたのではなく、一線を画してきた。行政というのはこうあるべしという気持ちだったが、政治に刃向かっていると取る人もいるし、勝手なことをやっていると取る人もいる。一線を画すのは相当勇気がいる。私のやり方が、正しい行政の中立性を守る生き方だと信じている」
(11/07 03:01)
http://www.asahi.com/politics/update/1107/004.html