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日本道路公団の総裁を解任された藤井治芳(はるほ)前総裁(67)は6日、朝日新聞のインタビューに応じ、解任に至った経緯や今後の対応などを述べた。藤井氏は「解任は、行政の中立性を脅かすものだ」として、「このままにしておくことはできない。(処分の取り消しなどを求める)訴訟を含めた今後の対応を、いろいろな角度から検討している」と述べた。また、総裁時代に、入札延期や公団幹部の人事に関して、自民党の青木幹雄・参院幹事長や飯島勲・首相秘書官から「電話があった」などと、圧力を感じたことを明らかにした。
藤井氏は10月24日付で石原国交相から「総裁の適格性を欠く」などとして解任された。同5日の同国交相との5時間に及ぶ会談については「前日に『財務諸表の説明をしろ』と急に言われ、びっくりした」「経理担当理事を連れて行こうとしたが、『一人で来い』と言われた。相手は4人。こちらはメモも取れなかった。疲れてしまった」などと述べた。
藤井氏は「公団総裁として、率先して民営化に向けた改革に取り組んできた」と、公団ファミリー企業への天下り廃止や料金別納制度の全廃などに取り組んだ例を挙げ、自らが公団改革派であることを強調。今回の問題で、反改革派のレッテルを張られたことに強い不満を示し、「どうして理解されないのか寂しい思いがする」と話した。
今後の対応については「先例にならないようにきちっと対応する」と述べ、行政事件訴訟法に基づく処分の取り消しを求める訴訟などを検討していることを示唆した。
また、「改革について、かなり厳しい抵抗や壁がある。真綿で絞められるような圧力がある」と述べ、外部からの様々な介入の存在を明らかにした。
一昨年12月に公団が島根県の山陰自動車道の仏経山トンネル西工事を含む13件の工事の発注を延期したことに絡んで、青木氏から「直接電話で怒られた」と話した。
さらに、月刊誌に藤井氏を批判する記事を書いた公団の片桐幸雄・前四国支社副支社長の人事に関して、飯島秘書官から電話があり、「『動かすな』と言われた」とも明らかにした。 (11/07 03:01)
http://www.asahi.com/politics/update/1107/003.html