★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産31 > 255.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
「信用保証制度」貸し倒れ急増、穴埋め税金2兆円 (読売新聞)
http://www.asyura2.com/0311/hasan31/msg/255.html
投稿者 エンセン 日時 2003 年 10 月 21 日 15:47:03:ieVyGVASbNhvI

 
「信用保証制度」貸し倒れ急増、穴埋め税金2兆円

 中小企業の借り入れ返済を公的に保証する「信用保証制度」を利用した融資に貸し倒れが急増し、損失を穴埋めするために、昨年度までの10年間で約1兆9000億円の税金が投入されたことが21日、会計検査院の調べで分かった。

 同制度は貸し渋り対策として効果を上げたが、一方で手薄な審査を突き、破たん状態の企業が保証を受けたケースもある。今年度も数千億円の投入が見込まれ、検査院は「金融機関に損失の一部を負担させるなどし、審査体制を強化する必要がある」と指摘している。

 この制度は、担保に乏しい中小企業の借り入れに対し、各地の「信用保証協会」が債務保証する仕組みで、返済が滞った場合は協会が金融機関に肩代わり返済する。肩代わりの7―8割は特殊法人「中小企業総合事業団」(東京)からの保険金で補てんされるが、この保険金は各協会からの保険料と、肩代わり後の回収で賄われることになっている。

 しかし、担保価値の下落などで回収は難航し、事業団の保険収支は1992年度以降、赤字に転落。昨年度は約9350億円の保険金を支払ったのに対し、保険料と回収金は約3300億円しかなかった。基金を取り崩しても赤字が埋まらず、最終的に約4000億円の税金が投入された。今年度も数千億円の投入が予想されている。

 特に、政府が98年10月―2001年3月、審査要件を緩和した「特別保証制度」を実施してからは、赤字幅が一気に拡大した。同制度は、肩代わり分のうち50%を回収できると見込んでいたが、実際には今年3月末時点で6・7%しか回収できていない。

 保証制度の利用は、金融機関が借り手を協会に紹介するケースが大半で、協会は人手不足などから金融機関の審査を追認する場合が多い。

 一方、保証付き融資は全額回収が可能な「正常債権」となるため、金融機関は積極的に融資案件を協会に持ち込んできた。

 欧米の主要国では、金融機関も焦げ付きの15―25%を負担する仕組みで、検査院は「審査強化などの対策が取られなければ、今後も多額の税金投入が続く可能性がある」と指摘している。(読売新聞)
[10月21日14時51分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031021-00000006-yom-soci

 次へ  前へ

国家破産31掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。