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(回答先: 新型プリオン:伊大研究チームが突き止め 茨城の例に類似? [毎日新聞]【プリオン蓄積場所が異なる:現在の検査体制で大丈夫?】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 17 日 23:51:53)
新型のBSE病原体を発見、CJDに類似
2004.02.17
Web posted at: 12:41 JST
- CNN/AP
ワシントン――牛海綿状脳症(BSE)を引き起こす異常なタンパク質「プリオン」に、これまで確認されていたものと違うタイプが発見された。イタリア・ベローナ大などの研究チームが16日、米科学アカデミー紀要に発表した。新型プリオンは、人間がかかる原因不明の孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の原因となるプリオンに似ているという。
ベローナ大学のサルバトーレ・モナコ博士らは、イタリアでBSE感染牛8頭を調べたところ、15歳と11歳の乳牛2頭の脳に、従来型とは分子構造の異なるプリオンを発見。BSEでみつかる従来型のプリオンが脳幹部に多く蓄積するのに対し、新型プリオンは視床と嗅覚中枢の嗅球に蓄積していた。
研究チームはさらに、乳牛2頭の脳にアミロイド斑(アミロイドはたんぱく質の一種)が特徴的に見られたため、従来型BSEとは違う型と判断。BSEではなく、牛アミロイド海綿状脳症(BASE)と名付けた。
アミロイド斑は人間のアルツハイマー病やCJD、人間がBSE感染牛の脳や脊髄など危険部位を食べて感染する危険のある変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の病理所見として多く見られる。
新型のプリオンはvCJDの原因となるプリオンではなく、原因不明の孤発性CJDの原因となるプリオンに似ているという。
2頭の牛はともにBSEを発症しておらず、健康だったが、イタリアでは生後30カ月以上の牛が食肉用に処理される場合に全頭検査をするため、新型プリオンが見つかった。
研究チームは、日本の茨城県で昨年、生後23カ月の若い牛に確認されたプリオンと似ている可能性もあると指摘している。
米国立保健研究所(NIH)のブラウン博士は、欧州における孤発性CJDの発生件数に変化がないので、今回のBASEが人間に感染する危険が高いというデータはないと話している。
http://cnn.co.jp/science/CNN200402170009.html