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BSE(牛海綿状脳症)を引き起こす異常なたんぱく質「プリオン」に従来知られていたものとは違ったタイプがあることをイタリア・ベローナ大などの研究チームが突き止め、16日、米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。
新タイプは分子構造や蓄積する脳内の場所が従来のプリオンと違う。日本の茨城県で昨年、生後23カ月の若い牛で確認されたプリオンと似ている可能性もあり、詳しい研究が必要になりそうだ。
同大のサルバトーレ・モナコ博士らは、BSEと確認された8頭の牛の脳のうち2頭の脳から新タイプのプリオンを検出。このプリオンのたまる場所はほかの牛と違っていた上、従来型のBSEでは見られなかったアミロイドという物質が沈着していた。
新タイプのプリオンはBSEが人間に感染して起こる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)のプリオンではなく、原因不明の孤発性CJDの原因となるプリオンに似ているという。チームは「新型プリオンと孤発性CJDの関連は現状では不明。今後詳しく調べる必要がある」としている。(ワシントン共同)
[毎日新聞2月17日] ( 2004-02-17-12:36 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040217k0000e040057000c.html