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日刊ゲンダイの記事の誤りを訂正しておきます:読んでたら続報してね(無理か)
http://www.asyura2.com/0311/gm9/msg/214.html
投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 12 月 27 日 17:25:08:xnvpUXgHxuDw6
 

(回答先: 10年前に発覚していた米国狂牛病(日刊ゲンダイ) 投稿者 ああ、やっぱり 日時 2003 年 12 月 26 日 17:58:19)

日刊ゲンダイの記事を訂正しておきます


日刊ゲンダイの記事を読んでも、
読者には決して事態を理解できません。
どうもゲンダイの記者が事情を理解していないことが理由のようです。
訂正しておいてあげます。
これ読んでたら、訂正の上、続報を書いてね(まさかねえ)。


原文
「米国での狂牛病の危険性は、10年も前から指摘されていたことが分かった。
「米ウィスコンシン大のリチャード・マーシュ教授が
90年代に『スクレーピー』『牛ミンク脳症』というタイトルのリポートを米農務省に提出。
米国に狂牛病の牛がいる危険が高いと警鐘を鳴らしているのです。
しかし畜産業界からの圧力があったのか、米農務省は無視してしまったのです」

「牛ミンク脳症」はたぶん「伝達性ミンク脳症」の誤伝ではないかと思われます。

マーシュ教授の指摘する「狂牛病」は、今回見つかった狂牛病とは異種のものですが、
この肝心な点が書かれていません。


原文
「マーシュ教授は、当時米国各地にあった「ミンク農場」のミンクが、
脳がスポンジ状になって次々に死んでいることを発見。
調査の結果、病死した牛を餌にしていたことを突き止めた。
 となると、これまでに米国から輸入された牛肉の多くが、狂牛病に汚染されていた可能性がある。」


これも同じです。
だけどこれだけではない。
この病死した牛の脳をミンクに摂取させ、ミンクの発病を確認しています。
このミンクの脳をもう一度牛に接種して発病を確認しています。
牛脳の組織病理学的検査、免疫組織化学的プローブによる確認試験も終わっています。
こういう点が全然書かれていないのではね。
落第だ(サイテー読売新聞には勝っているが)。


「米国は日本のように全頭検査していない。
検査するのは、実に9000頭に1頭の割合です。
しかも、牛がふらついたり、立てないといった神経症状が外見に見られない限りは見過ごされている。」

お粗末な「霞が関関係者」もいたものです。
この程度なのか。

単にふらつく牛、立てない牛(ダウナー牛)は、基本的に検査していません。
ここが大きな誤解です。

検査対象の牛の選択は、
「高エネルギー飼料を2年以上与えられていること」
「狂牛病独特の神経症状を示すこと」
です。
この「神経症状の判断基準は、
英国型狂牛病です。

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