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(回答先: 玄海原発でプルサーマル 九電、08年度にも 3号機有力 県・町に説明へ(西日本新聞) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 3 月 01 日 17:39:24)
九電の玄海原子力発電所
http://www.asahi.com/business/update/0301/040.html
九州電力は、ウランとプルトニウムを混ぜた燃料を普通の原子力発電所で燃やすプルサーマル計画を、08年度をめどに、佐賀県玄海町の玄海原子力発電所で実施する方針を固めた。近く佐賀県や原発周辺の市町村に申し入れる。国内のプルサーマル計画は原発や燃料をめぐるトラブルで大幅に開始が遅れているが、08年度までの実施をめざす関西電力と並んで九電も同時期を目標に手続きに入ることで、政府の核燃料サイクル計画が再び動き出そうとしている。
プルサーマルは、原発の使用済み核燃料を再処理して取り出したプルトニウムをウランとの混合酸化物(MOX)燃料に加工して再利用する。電力各社の当初構想だと、まず関電と東京電力が先陣を切り、数年後に他社が追随する予定だった。しかし、東電が02年の原発トラブル隠しで実施のメドが立たなくなり、大きな不祥事のない九電が一番手グループに加わることになった。
玄海原発は75年に1号機が運転を始め、現在は加圧水型の原子炉が4基ある。プルサーマルを予定するのは、94年運転開始の3号機か、97年稼働の4号機。いずれも、出力が118万キロワットと大きい最新型で、これまで大きな不具合が出ていないことから選んだ。3、4号機のどちらにするかは、定期点検との兼ね合いなどをみて決める。
九電は佐賀県や玄海町と良好な関係を維持しており、地元で目立った原発反対運動がないことも、玄海を選んだ理由とみられる。佐賀県知事らにプルサーマル実施を申し入れたうえで、地元で説明会を開く予定だ。
佐賀県などはこれから検討を始めるが、玄海町周辺の自治体の同意を得たうえで、受け入れる公算が大きい。九電は地元の了解が得られれば、原子炉等規制法に基づく原子炉設置変更許可を経済産業省に申請する。
九電はすでに使用済み核燃料の一部を英仏に運び、現地の専門会社の手で再処理して、プルトニウム約2トンを取り出している。プルサーマル実施が決まれば、現地企業にMOX燃料の製造を発注する。欧州から日本への海上輸送では関電と同じ船を使うことも検討する。
核燃料サイクル政策を進める政府は、プルトニウムを燃やす高速増殖炉の計画が原型炉「もんじゅ」の95年の事故で行き詰まったことで、97年にプルサーマルの早期推進を閣議で了解した。
しかし、99年に関電向けMOX燃料のデータ捏造(ねつぞう)が発覚したうえ、02年には東電の原発トラブル隠しが明るみに出て、開始が大幅に遅れている。
電力業界は昨年12月、当初方針通り「10年度までに原発16〜18基でプルサーマル導入を目指す」と再確認したが、今のところ地元と具体的な協議を進めているのは関電だけだ。 (03/01 08:04)