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(回答先: 風力発電―促進どころか抑制法か(朝日新聞・社説) − 本気で促進すれば原発は不要になってしまう。それは困るだろう。 投稿者 シジミ 日時 2004 年 2 月 15 日 08:37:11)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040214-00000002-mai-l02
◇風力は補完的に活用、引き続き原発を推進−−東北電力企画部新エネルギー担当・阿部紀久雄課長
◇風力発電の普及が進んでいますが、商社などの参入が多く、電力業界は消極的に見えます。東北電力としてはどう取り組みますか。
◆東北電力は風力発電の電力を04年1月末で約28万キロワット受け入れている。電力会社別で見れば国内最高レベル。さらに、07年3月までに約47万キロワットまで拡大する予定だ。
92年から竜飛ウィンドパーク(三厩村、3375キロワット)で実証試験を行っているほか、グループ企業として東北自然エネルギー開発を設立し、秋田県能代市で能代風力発電所(1万4400キロワット)を運転している。他の電力会社も関連会社を作るなどして取り組んでおり、消極的ということはない。
東北電力は他にも地熱発電を4カ所で行っており、出力計22万キロワットは全国の42%を占める。住宅の太陽光発電からも余剰電力を高額で買い取っている。
◇デンマークなどでは風力が全発電量の十数%にも達しているそうですが、日本での見通しは。
◆デンマークはオイルショックを契機に風力が進み、洋上風力発電設備の建設も盛んだ。日本では「2010年度までに300万キロワットを導入」と目標が掲げられている。しかし、出力変動の激しい風力発電が増えると、電圧変動などさまざまな技術的課題が出てくる。他の欧州諸国と送電網で結ばれ、出力変動の影響が小さいデンマークとは単純に比較できない。
◇多様な自然エネルギーが普及し、補完し合えば欠点を克服できるとの考え方もあります。
◆現時点では自然条件による出力変動が大きく供給力として期待できない。原子力や火力などの代替にはなり得ないと考えている。しかし、自然エネルギーは再生可能なエネルギーであり、二酸化炭素削減にも寄与できる。原子力、火力を中心とするベストミックスの中で、補完的な電源として活用できる。
◇自然エネルギーの普及には電力事業のさらなる自由化、規制緩和が必要との意見もあります。
◆発電事業である以上、消費者に対し「安定供給」という責任を果たしながら事業性(採算性)を確保していく必要がある。風力発電も国の補助金だけに依存することなく、コスト意識を持って事業を進めることが長期的な普及につながる。
◇経済性で優れているとされる原発だが、廃炉費用などを含めるとコストが高いという見方が出ており、安全性にも懐疑的な意見があります。
◆総合資源エネルギー調査会のバックエンド(後処理)コストを含めた試算では「長期間安定して高稼働運転を維持できれば、他の電源にそん色のない経済性を有する」と評価されている。安全性も大前提として取り組んでおり、問題があるとは認識していない。地球環境問題、エネルギー確保の観点からも原発を引き続き推進していく。
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◇阿部紀久雄(あべ・きくお)さん
1953年生まれ。東北電力宮城支店広報課長などを経て、01年から現職。新エネルギーグループで、太陽光や風力発電など新エネルギーの利用推進を担当している。(毎日新聞)
[2月14日18時46分更新]