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先月19日に営業運転に向けた調整運転を開始した新潟県の東京電力柏崎刈羽原発7号機(改良型沸騰水型、出力135万6000キロワット)で3日、原子炉内の水位が異常低下した際に水を補給する「原子炉隔離時冷却系」の弁の一つが全開しないトラブルが起きた。外部への放射能漏れの恐れはないという。7号機は、国による稼働前のチェックを終え、定期検査の最終段階だった。
原子炉隔離時冷却系は、緊急時に貯蔵槽や圧力抑制室のプールから原子炉に水を供給する、緊急炉心冷却装置(ECCS)の1系統。全開しなかった弁は原子炉格納容器の外側に付けられており、通過する蒸気の量を加減する。この弁が全開しないと、原子炉に水を供給するポンプの運転に支障が出る恐れがあり、国の保安規定に定める運転上の制限を満たせない。
東京電力によると、緊急時に備え、同系統のほか、高圧注水系2系統を含む計5系統が備わっている。東電の担当者は「ただちに安全性に問題があるわけではなく、出力を絞るなどの対策は考えていない」と説明、100%出力で通常の運転を続けるとした。今後、原因を調査したうえで、保安規定に基づき30日以内に正常な状態に復旧させるという。
02年8月のトラブル隠し発覚を受け、7号機は昨年3月に運転を停止した。点検でシュラウド(炉心隔壁)にひび割れがなかったため、昨年6月にいったん運転を再開したが、国の定期検査のため再び同9月に停止していた。昨年10〜11月には、圧力抑制室のプールから補修作業時に落ちたり捨てられたりしたとみられるビニールシートなどの異物が多数見つかった。【田苗学】
[毎日新聞2月3日] ( 2004-02-03-21:37 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040204k0000m040093001c.html