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手短な問題提起をおゆるし下さい。
米国軍産複合体とシオニストおよびネオコン勢力が仕組んだイラク侵略戦争で
今回、本物であれ偽物であれ、とにかく「サダム・フセイン」が米軍に捕獲された以上、
その「戦争犯罪」を砂漠、イラク版のニュリンベルク裁判、ないし東京裁判に
該当する「バグダッド裁判」が行なわれることになります。
ニュルンベルク裁判も、東京裁判も、裁判とは名ばかりの「人民裁判」以下の
茶番芝居であり、デッチ上げの証拠や証言、その恣意的な使用、弁護人の制限など、
要するに戦勝者が敗者に罪を被せて戦争(さらに言えば侵略戦争と世界秩序の
新たな支配)を正当化するための、エセ法律ショーだったわけです。
しかし、そうした三文芝居によってドイツや日本ばかりが「マヌケで無分別で残虐な
悪魔」に仕立てられ、その後の両国の統治支配や文化政策、国民意識に、癒すことが
できない傷を残すことになったのです。
それと同じ事が、シオニストおよび米国とその走狗によって、バグダッドでデッチ上げ
られることになります。
私自身は、ドイツおよび「帝国」時代の日本の軍事的行動や侵略主義に、当然、責めを
負うべき点があると考えていますが、しかし日本やドイツだけを「悪者」に仕立てて
問題が解決するわけではありません。そうした対応は、歴史的にも世界的にも、詭弁や
歴史の(言葉の真の意味での)改竄や二重基準やご都合主義をはびこらせ、それが
結果的に米ソの覇権主義やイスラエルの侵略主義、そして、これらや他の国々の、この
半世紀に起きた無数の虐殺事件を正当化したり容認する結果にもなったわけです。
こうした20世紀の歴史の過ちをただすには、「バグダッド裁判」をニュルンベルク裁判や
東京裁判のような、戦争勝者による恣意的な政治ショーにするわけには行きません。
サダム・フセイン政権の犯罪を裁くと言うことは、それを利用し、幇助してきた
米国その他の勢力と、シオニストの戦後の犯罪の総体を裁くなかで、サダム・フセイン政権の
犯罪の必然性を評価する、ということでなければ無意味です。
日本とドイツの、自国を愛し、自国の侮辱を悲しみ、真の民主主義の確立を望む人々は、
ニュルンベルク裁判や東京裁判のペテンをあらためて究明暴露するともに、その醜悪な
二の舞がバグダッドで繰り返されないよう、国際協力によって、「サダムを裁く者たちを
裁く」陣形を作って行くべきです。
東京裁判に批判し、アメリカ押しつけの憲法の「改正」を叫ぶ勢力は
当然、アメリカが企てている「バグダッド」での茶番を粉砕し、
裁判仕立ての三文芝居を企てているブッシュ政権とシオニストの犯罪を
暴いて行くべきです!